両利きの経営を実現する“越境学習”の実践とマネジメント

両利きの経営を実現する“越境学習”の実践とマネジメント

3月26日 土

10:00 - 11:30 / 90分

イベーションのジレンマを乗り越える方法として「両利きの経営(ambidexterity)」という経営理論が注目を集めています。“両利き”という名の通り、既存事業を持続的に深めていく「知の深化(Exploitation)」だけでなく、実験と学習を繰り返して新規事業を開拓する「知の探索(Exploration)」の両輪を同時に回していくことで、継続的なイノベーションとサバイバルを実現していく考え方です。

「両利きの経営」の実現方法にはいくつかの戦略がありますが、現場レベルで「知の探索(Exploration)」を推進できる方法として近年注目されているのが、個人が自社の垣根を超えて「外」に出ていくことで学びを得る「越境学習」という考え方です。本イベントでは、越境学習を専門のひとつとする石山恒貴さん(法政大学大学院政策創造研究科 教授)をお招きし、2022年3月にご出版された『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』の解説をしていただいた上で、越境学習を起点に組織単位で探索を推進していく方法について深めていきます。

こうしたレクチャーやディスカッションを踏まえ、越境するプレイヤー側の「知の探索」の実践論と、自社から外へと“はみ出し”ていく越境者の学びを「知の深化」に融合させていくためのマネジメント論の両面から、バランスの取れた「両利きの経営」を実現するための方法論を、CULTIBASE編集長の安斎勇樹が多角的に探究します。ぜひお気軽にご参加ください。
※ゲストの石山先生は収録でのご出演になります

<こんなひとにおすすめです>
・新規事業の開発に携わられている方
・普段事業づくりや組織づくりを推進しているミドルマネージャーの方、ミドルマネージャーを志している方
・両利きの経営を実現したいと考えておられる経営層・経営企画の方
・越境学習した内容を自組織に持ち込みたいと考えていらっしゃる方

◎ゲスト
石山恒貴(法政大学大学院政策創造研究科 教授)

一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了、博士(政策学)。NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て、現職。越境的学習、キャリア形成、人的資源管理、タレントマネジメント等が研究領域。日本労務学会副会長、人材育成学会常任理事、人事実践科学会議共同代表、一般社団法人シニアセカンドキャリア推進協会顧問、NPO法人二枚目の名刺共同研究パートナー、フリーランス協会アドバイザリーボード、専門社会調査士等。
主な著書:『越境学習入門』(共著)日本能率協会マネジメントセンター、『日本企業のタレントマネジメント』中央経済社、『地域とゆるくつながろう!』静岡新聞社(編著)、『越境的学習のメカニズム』福村出版、『パラレルキャリアを始めよう!』ダイヤモンド社、『会社人生を後悔しない40代からの仕事術』(共著)ダイヤモンド社、Mechanisms of Cross-Boundary Learning Communities of Practice and Job Crafting, (共著)Cambridge Scholars Publishing. 主な論文:Role of knowledge brokers in communities of practice in Japan, Journal of Knowledge Management, Vol.20,No.6,2016. 主な受賞:経営行動科学学会優秀研究賞(JAASアワード)(2020)、人材育成学会論文賞(2018)等

◎ファシリテーター
安斎勇樹(CULTIBASE編集長)

1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。組織イノベーションの知を耕すウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。主な著書に『問いかけの作法 -チームの魅力と才能を引き出す技術』『問いのデザイン – 創造的対話のファシリテーション』『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』『ワークショップデザイン論 -創ることで学ぶ』がある。

<イベント参加にあたっての注意事項>
・ゲストによる話題提供は収録済動画での配信となります。
・チャット等での参加者同士のインタラクションは予定しておりますが、視聴のみの参加も可能です。他の受講者に声や顔が見えることはありません。

パッケージ

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