組織文化づくりのファシリテーション:”同質化”と”多様化”のジレンマをいかに乗り...

組織文化づくりのファシリテーション:”同質化”と”多様化”のジレンマをいかに乗り越えるか?

5月28日 土

10:00 - 11:30 / 90分

個人の働きがいや、組織への定着を高め、競争力の向上に寄与する概念として、「組織文化」に注目が集まっています。実際、Tech産業を中心とした企業の多くはCulture Deckを独自に作成し、組織の中心とすることで、高い求心力を維持しているとされています。

しかしながら、組織文化は多くの場合自然と生み出されるものであり、同時にコントロールの難しいものでもあります。そのため、根づく文化も必ずしも”良い”ものとは限りません。それに、以前は組織の成長や生産性向上につながると称賛されていた文化が、時代の流れの中でいつの間にか「悪しき風習」となってしまっているケースも少なくありません。

また、昨今急速に進む組織の多様化との関係も重要です。強い組織文化は、一人ひとりの行動や意思決定を力強く後押しする一方で、個人の主体性の発揮や多様な働き方の実現を妨げる鎖となるリスクもはらんでいます。

本イベントでは、そうした観点を中心に、より良い組織文化をつくり、必要に応じてアップデートを行うための、組織的なファシリテーションのあり方について探究します。前半は、書籍『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』の著者・唐澤俊輔さんをゲストに迎え、講義と対談によって組織文化の定義や構成要素などの基本知識について理解を深めます。また、後半以降は、前半の内容を踏まえた上で、企業の理念創出のファシリテーションを専門とする田幡祐斤(株式会社MIMIGURI)と渡邉貴大(同)が、組織文化づくりにおける多様性と同質性のジレンマとファシリテーターとしていかに向き合うか、探究します。

組織文化のつくり方に関心のある方はもちろん、組織やチームの関係性の問題にお悩みの方、メンバーが自分らしく働くためのきっかけを生み出したい方など、幅広い方におすすめのイベントです。興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。
※ゲストの唐澤さんは収録でのご出演になります

ゲスト

唐澤 俊輔(Almoha LLC 共同創業者 兼 COO / デジタル庁 人事・組織開発)

大学卒業後、2005年に日本マクドナルドに入社し、28歳にして史上最年少で部長に抜擢。経営再建中には社長室長やマーケティング部長として、全社の V字回復を果たす。2017年よりメルカリに身を移し、執行役員 VP of People&Culture 兼 社長室長として、人事・組織の責任者を務める。2019年からはSHOWROOMにて最高執行責任者(COO)として、事業と組織の成長を牽引。2020年にAlmoha LLCを共同創業し現職。COOとして組織開発やカルチャー醸成のコンサルティングおよび、組織開発のためのサービスやシステムの開発に取り組む。併せて、デジタル庁にて人事・組織開発を担当。
グロービス経営大学院 客員准教授。
『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』著者。

登壇者

田幡祐斤(株式会社MIMIGURI Facilitator)

東京農工大学農学部卒業。奈良県立大学地域創造研究センター共同研究員。アパレル企業での販売/店舗マネジメント、研修会社でのコンサルティング/コンテンツ開発などの業務に従事後、2019年に前身であるミミクリデザインに参画。生態学、環境倫理学、文化人類学、教育学、心理学などを基に「人間にとっての自然さ(の回復)」を探究しながら、事業開発や組織開発のプロジェクトのファシリテーション及びその方法論の開発を行っている。元来、人間以外の生物が好き。

渡邉貴大(株式会社MIMIGURI Facilitator)

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。

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