予期せぬ事態に強い組織の備え方:日経電子版の障害訓練に学ぶ、ナレッジ共有の方法論

予期せぬ事態に強い組織の備え方:日経電子版の障害訓練に学ぶ、ナレッジ共有の方法論

12月3日 土

10:00 - 11:30 / 90分

不確実性の増大が指摘される昨今、組織内外で発生する様々な変化に対応するためには、どのような「備え」が必要なのでしょうか。

突発的な困難さに対する集団での対処やそのために必要な力を指す「チームレジリエンス」の知見においては、組織が困難を乗り越える際には、「回避」「対処」「学習」の3つのステップが重要だと言われています。しかしながら、実際の企業がどのような施策や思想、取り組みのもと、チームレジリエンスを高めているのか、その実例が明かされることはほとんどありません。

本イベントでは、日本経済新聞 電子版(通称・日経電子版)が実施する”障害訓練”のノウハウをインタビュー形式で掘り下げ、チームとして予期せぬトラブルに備えるための実践を学びます。ゲストは渡辺洋之さん(日本経済新聞社 専務取締役CDIO ライフ&キャリアビジネス/情報サービス 統括)と、梅崎裕利さん(日本経済新聞社 技術企画グループ 兼 サブスクリプション事業デジタル編成ユニット)。経営と現場のそれぞれの視点から、困難に強い組織をいかにつくるのか、お話を伺います。

インタビュアーを務めるのは、チームレジリエンス研究者の池田めぐみ(株式会社MIMIGURI Researcher/東京大学社会科学研究所 助教)。また、上記3名による収録映像をもとに、株式会社MIMIGURIから小澤美里(株式会社MIMIGURI 執行役員 CCO)と瀧知惠美(株式会社MIMIGURI リフレクションリサーチャー)が、変化に強い組織に欠かせない「ナレッジの共有」の観点から、インタビューの中で語られた実践知を紐解きます。

組織全体が不確実性に強くなるためには。また、組織組織内で学習を深め、蓄積し、共有するには。それらのテーマに関心のある方にオススメのイベントです。ぜひお気軽にご参加ください。

▼梅崎さんによる日経電子版の障害訓練のレポート記事はこちら
https://hack.nikkei.com/blog/advent20211220/

登壇者

収録出演

渡辺洋之さん(日本経済新聞社 専務取締役CDIO ライフ&キャリアビジネス/情報サービス 統括)

1961年生まれ。85年早稲田大学卒業、同年4月日本経済新聞社へ入社。主に日経BP社で経営及びIT関連の専門媒体の編集記者及び編集長として従事。1995年シリコンバレー特派員。2005年からインターネットの事業開発を担当する。2009年から日本経済新聞社の電子版開発のプロジェクト運営を責任者の一人として担当し、電子版の創刊後は電子版事業運営とデジタル新事業開発を担当する。
2022年3月、専務取締役CDIO(チーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサー)。ライフ&キャリア事業や情報サービス事業も統括、現在に至る。

梅崎裕利さん(日本経済新聞社 技術企画グループ 兼 サブスクリプション事業デジタル編成ユニット)

早稲田大学理工学術院基幹理工学研究科卒。
2014年に日本経済新聞社へ入社し、現在のデジタル編成ユニットに配属。
日経電子版サービスの内製化に初期から加わり、改善サイクルを早くする環境整備に取り組む。日経電子版AWS移行、検索API、レコメンドシステムなどコンテンツ配信に係るシステム基盤全般を担当。ログ分析基盤構築や記事の分析指標作成といったデータ分析も行いつつ、現在は技術企画グループで社内のアーキテクチャ設計全般など幅広く関わっている。

池田めぐみ(株式会社MIMIGURI Researcher/東京大学社会科学研究所 助教)

東京大学社会科学研究所附属 社会調査・データアーカイブ研究センター 助教。東京大学大学院 学際情報学府博士課程修了後、同大学情報学環 特任研究員を経て、現職。MIMIGURIではリサーチャーとして、組織行動に関わる研究に従事している。研究キーワードは、レジリエンス、ジョブ・クラフティング、チャレンジストレッサーなど。

当日モデレーター

小澤 美里(株式会社MIMIGURI 執行役員 CCO)

京都工芸繊維大学工芸学部、グロービス経営大学院経営研究科卒。グラフィックデザイナー、webデザイナー、ディレクターを経てブランディング、デザインを主とし起業(共同経営)。その後webサイト制作・システム開発会社にて執行役員・COO/CDOを務め、デザインプロセスを用いて経営課題の解決に取り組む。
株式会社MIMIGURIでは組織戦略策定を行い、財務資本に加え人的資本・社会関係資本・知的資本が循環する組織の実現を目指している。

瀧 知惠美(株式会社MIMIGURI リフレクションリサーチャー/エクスペリエンスデザイナー)

多摩美術大学情報デザイン学科卒業。東京藝術大学デザイン科修士課程修了。多摩美術大学、東海大学非常勤講師。ヤフー株式会社にて複数サービスのUXデザインを担当した後、UXの社内普及のためワークショップ型の研修やUX導入から組織浸透までの実務支援を主導。UX実践を成果へ結びつけるため、チームづくりのためのふり返りの対話の場づくりの実践および研究を行う。MIMIGURIでは、UXデザイン・サービスデザインをはじめとする事業開発を中心に担当。よりよいユーザー体験につながるモノ・コトを生み出すために、つくり手の体験も重要と考え、事業開発と組織開発の組み合わせ方を実践と研究の両軸を重視しながら探究している。

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