デザイン教育の源流

2022.05.25/29

松下幸之助が「これからはデザインの時代」と発言してから早70年。本動画では、ゲストに長尾徹先生(千葉工業大学 副学長/創造工学部デザイン科学科教授)をお迎えし、日本におけるデザイン教育の潮流を伺いました。
※本動画は2021年10月に公開されたコンテンツの再編集版です。

登壇者

長尾 徹
(千葉工業大学 副学長 / 創造工学部デザイン科学科教授、一般社団法人 ブランディングデザイン協会 代表理事、インタラクションデザイナー、プロダクトデザイナー)

千葉大学大学院工業意匠学専攻修了後、オフィス家具メーカーにて、エルゴノミックチェアの基礎研究・デザインを行う。2005年3月まで、千葉大学工学部デザイン工学科製品デザイン研究室 専任講師。多機能機器のインタラクションデザイン、ユーザビリティ評価方法について様々な企業と共同研究を行った。2005年4月より、現職。専門は工業デザインを軸に情報デザイン、教育デザインについて実践的な研究を行いつつ、デザインプロセスとデジタルファブリションを融合し、イノベーショナルな製品・システム開発プロセスを研究、様々な企業・地方公共団体とのプロジェクトで実践している。教育活動では、千葉工業大学において、大学院工学研究科長として、デザイン、エンジニアリングとマネジメントの関係性を再考し、高度デザイン人材や新時代のエンジニアに求められる能力である、多面的・多角的に課題を捉え、ステークフォルダーと共創しながら革新的な価値を実現することができる人材育成カリキュラムの構築を行った。デザイン学会代議員、インテリア学会評議員、工学教育協会、国際P2M学会等に所属し多数の研究論文が掲載されている。主な著書(共著)「デザイン科学辞典」。

小田裕和(株式会社MIMIGURI Design Researcher)
千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。千葉県出身。新たな価値を創り出すための、意味のイノベーションやデザイン思考といったデザインの方法論や、そのための教育と実践のあり方について研究を行っている。現在は、新たな意味をもたらすための商品開発プロジェクトや、主体的に価値創造に取り組む人材の育成プロジェクトを中心にディレクションやファシリテーションを担当している。著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション:「問い」を起点にアイデアを探究する』がある。

チャプター

00:53 「デザインの時代」の始まり
04:00 千葉大学工学部デザイン学科の変遷
08:20 石川弘先生が考えた工業デザイン
13:30 工業デザインを学ぶカリキュラム
16:45 杉山和雄先生が考えたデザイン:デザインとは「そのもののあるべき姿を創出する行為」である
24:41 デザイナーに求められる仮説提示力

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「デザインの時代」はいつ終わるのか?:教育から考えるデザインのこれから

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