多様性がもたらす“弊害”にいかに向き合うか:組織開発によるアプローチ

2022.11.08/94

複雑な課題解決のため、さまざまな視点を取り入れることを目的として、「多様性」を意識する組織・企業が増えています。

しかし、国内外の研究を見てみると、「多様な人々が集まったとしても、必ずしも良いアイデアや良い成果が生まれない」ということが指摘されています。むしろ、多様性という切り口は適切に扱うことができなければ、互いの信頼性がなくなったり、チームの求心力が低下したりと、負の影響も与えます。

個人やチームの多様性を活かし、価値に変えていくためには、対象となる集団に対してどのように働きかけるかという組織開発の視点が必要不可欠です。

本イベントでは、MIMIGURIのリサーチャーである東南から、先行研究をふまえた「多様性の捉え方」と「(個人やチームの)多様性を活かす組織開発のアプローチ」を紹介したのち、社内外で組織開発や組織変革を行う渡邉のファシリテーションの実践知を深掘りしていきます。

 

◎講師

東南 裕美(株式会社MIMIGURI Researcher)

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。MIMIGURIでは、研究機関部門の一員として、組織開発に関する基礎研究とコンテンツ開発を行う。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

 

渡邉貴大(株式会社MIMIGURI Facilitator)

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。

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