日本のものづくり現場は、リーマンショックや東日本大震災、新型コロナウイルス、グローバルサプライチェーンの混乱など、経営環境の大きな変化を幾度となく経験しています。
そんな中でも高い組織能力(ケイパビリティ)を持ち、安定的な高いパフォーマンスを上げられる現場組織には、どのような特徴があるでしょうか。
今回は経営戦略やイノベーション・マネジメントを研究分野とする、成蹊大学経営学部教授の福澤光啓先生をお招きし、環境変化に強い「現場力」について考えていきます。
日本の自動車生産現場における適応力や、電気産業の現場力に関する分析など、事例を交えてお話しいただきます。
組織の「現場力」を高めたい、環境変化に対応できる組織づくりをしたい、現場力を活かせる経営戦略のあり方を考えたい方に、おすすめのイベントです。ぜひご参加ください。
ゲスト(収録出演)
福澤光啓(成蹊大学経営学部教授)

小樽商科大学商学部商学科卒業。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学ものづくり経営研究センター特任助教を経て現職。専門は経営戦略論、技術生産管理論。近著に『経営学の入門(法律文化社)』『1からのデジタル経営(碩学舎)』『企業経営入門 第2版(多賀出版)』『組織論レビューⅡ―外部環境と経営組織―(白桃書房)』など(いずれも共著)。
モデレーター(当日登壇)
塙 達晴(株式会社MIMIGURI コンサルタント)

青山学院大学経済学部、グロービス経営大学院経営研究科卒。新卒にて、大手自動車メーカーグループの金融会社に入社。自動車ディーラーの収益向上や財務体質の改善に向けたコンサルティング業務に従事。その後、株式会社GLOBISに入社。人材育成のコンサルティング業務や他流試合型育成サービスのPJに参画した後、マネージャーとしてチームマネジメントや講師業を経験。現在は、株式会社MIMIGURIにて、事業開発 / 組織開発 / 組織デザインのコンサルティング業務に従事。個人の主体性と事業が有機的に結びつく組織のあり方を探究している。
濱脇賢一(株式会社MIMIGURI コンサルタント)

筑波大学理工学数学類卒。大学在学中よりコンサルタントとして独立し、創業支援や事業計画の立案、広告戦略立案や地域ブランディングに従事する。また、長期でのBPRによる業務改善、中期での経営企画部・営業部へのハンズオンコンサルティングも経験。2018年より前身であるDONGURIに入社。現在、MIMIGURIにおけるコンサルティング事業の事業長を務め、経営コンサルティングや組織デザイン・ブランド戦略の策定などのプロジェクトオーナーも努め、幅広く企業・組織・事業の成長に伴走する。