デザイナーはどう研究に取り組むとよいのか?|CULTIBASE Radio|Design #6

デザイナーはどう研究に取り組むとよいのか?|CULTIBASE Radio|Design #6

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio デザインの6回目では、株式会社 MIMIGURIの小田裕和と瀧知惠美が、「デザイナーはどう研究に取り組むとよいのか?」をテーマにディスカッションしました。

  • 本日は、Twitterで頂いたリクエストにお答えする回。いただいたお題はこちら。「CULTIBASE Labの会員になり、学会・論文に興味が出てきたものの今まで学会に無縁な人生だったので何から関わっていいかわかりません。UI・UXデザイナーにおすすめの学会とハードルの低い学会への関わり方があれば教えてください」
  • そもそも、最初に学会に触れたきっかけは「先生に連れられて」だったり「他の大学の先生に会いにいくため」だったりするという小田・瀧。はじめから発表したり「分かろう」としたりせずとも、「とりあえず聞きにいく」が入口としては良いのだと言う。
  • 日本学術会議のホームページには、登録されている団体・学会のリンク集がある。その一覧を見て興味がある学会を見つけるとよいかもしれない。
  • 研究においても、情報を得る際に大切なのは人の繋がりである。自分の興味がある研究をしている先生と知り合っておいたり、面白かった書籍の研究者について調べてみたりすると、さらなる活動や情報が入りやすくなる。
  • また、人によっても「1つのことを突き詰めたいのか」「分野を横断したいのか」で、探求のアプローチが大きく変わるため、「自分はどういう探究が好きなのか」を意識するのもよいかもしれない。
  • 最後にお伝えしたいのは、多くの人が直面する研究の壁の1つに「大きすぎるリサーチクエスチョンを立てる」というものがあることだ。研究だけに人生を捧げても、全部を解き明かすことはできない。大きすぎるリサーチクエスチョンを立てると、実践の段階で手が止まってしまうのだ。
  • 例えば、瀧は「デザインって何?」「デザイナーは結局何ができる人たちなのか?」という大きなテーマを持ちつつ、目の前のテーマとしては「デザイン制作の省察」を掲げて、自分ができることから研究をしている。
  • 大きなテーマと目の前のテーマ、この2つをどうバランスよく持っていられるかが研究を進めていく鍵になる。

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