本番組「Book&Talk」は、組織づくりを学びたいビジネスパーソンのための「読む」と「語る」をかけあわせたコンテンツです。今注目すべき書籍を取り上げ、その著者や関連する実践者をゲストに招きながら、本の内容を手がかりに、現在の組織課題を掘り下げていきます。
単なる要約やレビューにとどまらず、書籍に込められた問題意識や、書ききれなかった葛藤、生煮えのまま抱えている問いにも光を当てながら、ビジネス書を「自分の組織を変える知」として読み解く機会を提供します。
【今回取り上げる本】
【登壇者(敬称略)】
黒川 公晴
株式会社Learner’s Learner CEO/米国ミネルバ認定講師/一般社団法人Brain Active with代表理事
2006年外務省入省。外交官としてワシントンDC、イスラエル/パレスチナなどで活躍。2018年に独立後、リーダーシップ育成や組織・人材開発を国内外の企業で支援。2021年から米国ミネルバと事業提携し、日本企業向けリーダーシップ開発プログラムを展開。著書『ミネルバ式最先端リーダーシップ』で注目を集める。ペンシルバニア大学組織開発学修士
舘野 泰一
立教大学経営学部 准教授/株式会社MIMIGURIリサーチャー
1983年生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学後、東京大学大学総合教育研究センター特任研究員、立教大学経営学部助教を経て、現職。博士(学際情報学)。専門はリーダーシップ教育。近著に『パラドックス思考 ─ 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』『これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで(共著)』(日本能率協会マネジメントセンター)など。
水波 洸(モデレーター)
株式会社MIMIGURI 編集者
経営学・組織論を中心としたメディアコンテンツの企画・制作に従事。株式会社MIMIGURIにて、メディア『CULTIBASE』や『ayatori』をはじめとする各種プロジェクトにおいて、テキスト記事、動画、ポッドキャストなど多様な形式での編集・制作を担当している。
【主な内容】
ビジネス環境がかつてないほどに不確実性を増す中で、組織における「変化への適応」は、もはや一部のリーダーに求められる特殊な能力ではなく、すべてのチームにとって不可欠な営みとなりつつあります。しかし、実際には変化についていけず、疲弊し、組織を離れていく人も少なくありません。
今回の動画では、昨年発売された書籍『ミネルバ式最先端リーダーシップ』こうした変化の時代に成果を出し続けるための鍵として、「適応型リーダーシップ」に注目します。これは、個人やチームが自己を変容させ、周囲に望ましい影響を与えていくためのリーダーシップの在り方です。リーダーシップ教育論の研究者であり、『パラドックス思考』の著者である舘野泰一さんを聞き手にお迎えし、専門家による「個人や組織の適応力を高めるための知見」について伺います。
【こんな方にオススメ】
- 複雑で正解のない課題に向き合う力を高めたい経営者・次世代リーダー
- 組織開発・人材開発に携わり、対話や学習を軸に変容を促したい担当者
- システム思考など、リーダーシップを支える処理論について学びたい方
- 自身の意思決定スタイルや影響力の源泉を見つめ直し、探究したい方