アジェンダ通りに進まない会議のファシリテーション|CULTIBASE Radio|Facilitation #15
アジェンダ通りに進まない会議のファシリテーション|CULTIBASE Radio|Facilitation #15
/約15分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio ファシリテーションの15回目では、株式会社MIMIGURIの渡邉貴大と根本紘利が、「アジェンダ通りに進まない会議のファシリテーション」をテーマにディスカッションしました。

  • 前回に引き続き、プロジェクトマネジメントを専門とする根本をゲストに、プロジェクトファシリテーションの勘所をお届けする。
  • アジェンダの重要性を取り上げた前回だが、実際にはアジェンダ通りに会議が進むことはほとんどないと言う根本。アジェンダを設計する際に、非同期コミュニケーションでも解決できる問題を見極め、心のなかで「この議題まで話せたらいいかな」という最低ラインを引いておくことが重要だ。
  • アジェンダ通りに進むものだけがいい会議ではない。例えアジェンダを消化しきれなかったとしても、膨らんだ議題でいい議論ができたならばそれもいい会議ではないだろうか。
  • プロジェクトの前半では、むしろ「アジェンダ通りに進みすぎていたら、気をつける」と言う根本。漏れている観点はないか、意見を言えていない人はいないかなどに注意を払い、話を促すアジェンダを入れることもある。
  • 逆に、議論が深まってくると細かい論点に集中し過ぎてしまうこともある。細かい点については、決めの問題だったり今話さなくていいものだったりすることも多いため、次の話題に移れるよう促すことが重要だ。

参考動画

今回のRadioのパーソナリティを務めた根本が10月に登壇したイベントのアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。

“PMの暗黙知”を解き明かす:プロジェクトを推進させるファシリテーション

“PMの暗黙知”を解き明かす:プロジェクトを推進させるファシリテーション

出演者

根本 紘利
根本 紘利

ECコンサルティング業デザイナー→アパレル小売業Webマスター→在京民放テレビ局番組Webサイト制作・運用→地域商社プロジェクトマネージャー→Slerプロデューサーを経てMIMIGURI(旧DONGURI)に入社。クライアントワークの開発プロジェクトにおける設計や進行に加え、組織開発・推進のプロジェクトに従事し、自社ではプロジェクトマネジメントの体系化と組織浸透を目指し、全社プロジェクト品質の底上げやアジャイル推進を進めている。

渡邉 貴大
渡邉 貴大

ファシリテーター

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。