会社に「所属チーム」というハコを作ることの意味とは?|CULTIBASE Radio|Management #12
会社に「所属チーム」というハコを作ることの意味とは?|CULTIBASE Radio|Management #12
/約17分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの12回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「会社に「所属チーム」というハコを作ることの意味とは?」をテーマにディスカッションしました。

  • 安斎の素朴な疑問:「所属するチームを作ることの意味とはなんだろうか?」
  • 各プロジェクトにおいては、チームで働くことの重要性は理解できる。しかし、そういうプロジェクトチームへのアサイン管理がうまくできていれば、ホームとなる所属チームがなくても回るのではないか?
  • ミナベの結論:「確かに、所属チームは別に要らない」
  • むしろ、最近のトレンドでは所属チームを作らない。ティール組織やホラクラシーの考え方では、個人の目標や責任範囲など「調整パス」を明確に設計するが、その際、ハコ(チーム)に意識がいくと自由な越境がしにくくなるので、ハコを作らない。
  • それでは、ハコの良さとはなんだろう?
  • 良さ①:箱を作るとそこにアイデンティティが生まれる。「このハコにいる意味ってなんだっけ?」「同じハコの人たちと協力する意味ってなんだっけ?」と探索し、意味づけを多様に広げる機会が生まれる。
  • 良さ②:すでにでき上がったシニア人材であれば良いが、若い層にとってはハコとしてのアイデンティティを持つことが個人としてのアイデンティティを形成するための足場がけとして機能していることもある。
  • 安斎の素朴な疑問その2:「どうやって、チームのアイデンティティを作っていけばいいのだろうか?」
  • 世の中の事業会社にも機能別組織が多いが、機能にアイデンティティを持たせすぎると占有性が生まれ、失敗することがある。アイデンティティをHOWではなく、WHYに持たせるように意識することが大切。
  • クラス制度がない大学で、みんな結局ゼミやサークルにアイデンティティを持たせることになるのも同様。それが大学に通う動機になったりするなど、「ホームを感じられる少人数の集団」はエンパワーメントの観点で大切。会社や“所属チーム”というハコには、そういう性質がある。

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学第一文学部 ロシア語ロシア文化専修卒。広告ディレクター&デザイナー、家電メーカーPM&GUIデザイナーを経て、デザインファーム株式会社DONGURIを創業。その後に株式会社ミミクリデザインと経営統合し、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOに就任。デザインキャリアを土台にしながら、組織/経営コンサルティング領域を専門とし、主にTech系メガ/ミドルベンチャーの構造設計・制度開発を手がける。特に人数規模500名超えのフェーズにおける、経営執行分離・マトリックス型の構造設計と、それらを駆動させるHR制度運用を用いた、経営アジリティを高める方法論が得意。

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 特任助教

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』、『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』、『パラドックス思考 ─ 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』などがある。

https://twitter.com/YukiAnzai

http://yukianzai.com/

職場をつくる

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ミナベ トモミ
ミナベ トモミ
安斎 勇樹
安斎 勇樹