マネジメントは「諦め」が肝心!?|CULTIBASE Radio|Management #25
マネジメントは「諦め」が肝心!?|CULTIBASE Radio|Management #25
/約16分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの25回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「マネジメントは「諦め」が肝心!?」をテーマにディスカッションしました。

  • マネジメントのナレッジというと「こうやるべき」というべき論になりがち。CULTIBASE Radioでは、マネージャー本人目線のゆるやかなナレッジが提供できれば。今日は、マネージャーが諦めることの大切さを考えたい。
  • 特に職業的な機能組織では、マネージャーになるような人は、プレイヤーとして優秀で、かつ、「美学」を持っている方が多い。しかし、マネージャーとしてもその美学を全力で追究しつづけると、周りが疲弊してしまったりする。
  • メンバーからマネージャーになったとき、ゲームの勝利条件がいつの間にか変わっている。マネージャーに必要なのは、「目の前の問題では勝ち切れないが、長い時間軸のなかでは…」という観点を持つことだ。
  • それでは、マネージャーに求められる要件とはなんだろうか?
  • それは「やり抜く力」があることではないだろうか。マネージャーになると「問題を同じテンションで越え続けなければいけない」という状況が多くなるが、それはなかなか不安なこと。だからこそ、同じ持続力を保つことが大切。
  • 子育ても、20年というより長い時間軸ではあるが同じことだ。例えば中学受験でも「その時々のテストの出来」など“点”でフィードバックをかけるご家庭は、うまくいかないケースが多い。目の前の結果を手放して、長い時間軸で承認・称賛しながら進めていく必要がある。

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ
安斎 勇樹
安斎 勇樹