マネージャーに取り憑いた“責任”という悪霊退散法|CULTIBASE Radio|Management #33
マネージャーに取り憑いた“責任”という悪霊退散法|CULTIBASE Radio|Management #33
/約15分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの33回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「マネージャーに取り憑いた“責任”という悪霊退散法」をテーマにディスカッションしました。

  • 若いマネージャーの方、まだマネージャー経験が浅い方にお会いすると「マネージャーの仕事は、責任を果たすことです!」と、責任をアツく重く受け止めているように思われることが多い。
  • 確かに、世の中のマネジメント論には“あるべき論”が大量にあふれている。しかし、いつのまにかマネージャーに対して、聖人君子的なイメージを持っていないだろうか?そのような人間になろうとはしてないだろうか?
  • 恋愛や家庭で考えるとわかりやすいが、もしあなたのパートナーが毎日「あなたの人生を支えます!」と言っていたらどうだろうか?「それより家事を手伝って」と言いたくなってしまうこともあるだろう。このように、責任を重たく捉えているうちには、結果的にむしろ細部が見えておらず責任を果たしにくいということがある。
  • とはいえ、責任から回避してしまうとマネージャーとしては失格。1つ大切なのは自分の持つべき責任と、他の人の責任の境界をはっきりさせることだ。
  • 組織をつくることとは、責任分散をしていくこと。責任を、人と人の関係性のなかに生起するものとして見つめ直し、背負い込みすぎないことが大切だ。

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ
安斎 勇樹
安斎 勇樹