CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの33回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「マネージャーに取り憑いた“責任”という悪霊退散法」をテーマにディスカッションしました。
- 若いマネージャーの方、まだマネージャー経験が浅い方にお会いすると「マネージャーの仕事は、責任を果たすことです!」と、責任をアツく重く受け止めているように思われることが多い。
- 確かに、世の中のマネジメント論には“あるべき論”が大量にあふれている。しかし、いつのまにかマネージャーに対して、聖人君子的なイメージを持っていないだろうか?そのような人間になろうとはしてないだろうか?
- 恋愛や家庭で考えるとわかりやすいが、もしあなたのパートナーが毎日「あなたの人生を支えます!」と言っていたらどうだろうか?「それより家事を手伝って」と言いたくなってしまうこともあるだろう。このように、責任を重たく捉えているうちには、結果的にむしろ細部が見えておらず責任を果たしにくいということがある。
- とはいえ、責任から回避してしまうとマネージャーとしては失格。1つ大切なのは自分の持つべき責任と、他の人の責任の境界をはっきりさせることだ。
- 組織をつくることとは、責任分散をしていくこと。責任を、人と人の関係性のなかに生起するものとして見つめ直し、背負い込みすぎないことが大切だ。