対話が先か、対話が後か、それが問題だ|CULTIBASE Radio|Management #32
対話が先か、対話が後か、それが問題だ|CULTIBASE Radio|Management #32
/約12分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの32回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「対話が先か、対話が後か、それが問題だ」をテーマにディスカッションしました。

  • 新しくプロジェクトを始めるとき、「対話を優先すべきか、それとも、とにかく走り出すことを優先すべきか」と迷ったことはないだろうか?
  • 「もしメンバーが全員やる気に満ちあふれているのであれば、対話はむしろ水を差すことになりかねないが、「なんとなく巻き込まれた」という温度感の人が1、2人いるのであれば、少しだけでも対話をした方がいいのではないか」と安斎は言う。
  • とはいえ、多様なメンバーが集まったりすると「先に走り出したい」人と「先に対話したい」人がどちらもチームにいるケースが発生するようになる。この対立を激化させないためには、どのような折り合いのつけ方があるのだろうか?
  • この問題を解決できる1つの手法が「入れ子構造にすること」だ。ワーク設計を工夫すれば、先に動き出しつつもそのプロセスで対話せざるを得ないような状況を作り出すことができる。
  • 「アクションを進める or 対話をする」という二元論ではなく、アクションの中に対話せざるを得ない状況を入れ込んでおくということ。これが、新チームの走り始めには重要である。

出演者

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹
ミナベ トモミ
ミナベ トモミ