現代組織におけるマネジメントの役割を捉え直す:マネージャーが向き合う4つの命題が生む矛盾とは?

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約95分

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ
モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ
田幡 祐斤
田幡 祐斤
吉野 拓人
吉野 拓人

5/21(土)に開催された『現代組織におけるマネジメントの役割を捉え直す:マネージャーが向き合う4つの命題が生む矛盾とは?』のアーカイブ動画です。マネジメントの複雑さを紐解きながら、マネージャーが向き合うべき「4つの命題」とその「矛盾」を探究。また、時代の変化とともにおきた”マネジメントのパラダイムシフト”についても解説しました。

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チャプター

00:11 イントロダクション
08:08 本日のテーマについて・チェックイン
15:30 マネジメントの4つの命題とは何か
29:47 なぜマネジメントは難しいのか
43:55 4つの命題にいかに向き合うか
48:50 なぜマネジメントは難しくなったのか
59:41 マネジメントのパラダイムシフト
1:11:27 新・パラダイムのサバイバル方法
01:26:46 ラップアップ・今後のイベントについて

今週のポイント

  • マネージャーが向き合うべき対象は、大きく4つの命題:①事業ビジョン ②個人キャリア ③目標達成状況 ④人員リソースに整理できる。
  • 1つの命題に注力するだけでは、モグラ叩き的に課題に対処することしかできず、それぞれの命題に向き合う中で生まれる矛盾*を両立できない。そのためマネージャーは、4つの命題を体系的に学ぶ姿勢が求められている。
    *例:事業ビジョンを達成しつつ、個人のキャリア実現を支援するには?
    人員リソースを圧迫しすぎずに、事業目標を確実に達成するには?
  • ミナベは、マネジメントが複雑化した背景として、マネジメントにおきたパラダイムシフトを指摘する。旧パラダイムでは、ほとんどの企業が①市場の占有 ②画一的総合職 ③行動指令目標 ④新卒大量採用 によって4つの命題を乗り越えていた。このフレームの中では、「飲みニケーション」を中心とした愛社精神を育む施策によって企業が存続していた。
  • しかし、時代環境の変化と共に旧パラダイムは限界を迎えた。現代のマネージャーが向き合うべき命題は、企業の存続を最優先にしたものから、企業の存続”と”個人のあり方に目を向けた、人的資本経営へと変化している。
  • こうした中で、マネージャーたちは今、性質の変化した命題が孕む、未解読の4つの矛盾(事業の矛盾・未来の矛盾・人材の矛盾・現代の矛盾)に向き合う必要がある。
  • 最後に、4つの矛盾を乗り越えサバイブしていくためのキーワードを解説した。今後も、矛盾に対するマネジメントの方法論や提言、研究を編み込みながら、現場のマネージャーの武器となる知見を積極的に発信していく。

本イベントの続編となるイベントが公開されました。
「課長」クラスのマネージャーの役割に着目し、時代とともに変化する現場マネジメントの難しさと乗り越え方を解説しています。

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出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

モリ ジュンヤ
モリ ジュンヤ

株式会社inquire CEO

田幡 祐斤
田幡 祐斤

東京農工大学農学部卒業。奈良県立大学地域創造研究センター共同研究員。アパレル企業での販売/店舗マネジメント、研修会社でのコンサルティング/コンテンツ開発などの業務に従事後、2019年に前身であるミミクリデザインに参画。生態学、環境倫理学、文化人類学、教育学、心理学などを基に「人間にとっての自然さ(の回復)」を探究しながら、事業開発や組織開発のプロジェクトのファシリテーション及びその方法論の開発を行っている。元来、人間以外の生物が好き

吉野 拓人
吉野 拓人

株式会社MIMIGURI

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