組織の「矛盾」を手懐けるリーダーシップの最新知見

2022.03.15/95

3/12(土)に開催された『組織の「矛盾」を手懐けるリーダーシップの最新知見』のアーカイブ動画です。

イベント概要

組織にはさまざまな「矛盾」が存在します。
効率性を求めながら、不確かな環境下においては柔軟性が重要とされること。利益を追求しながら、社会的責任を負うこと。手段はしばしば目的へと置き換わり、顧客満足を得ながら従業員満足を高めることも重要です。

マネージャーは過去の経験や知見に基づいた判断を求められながら、経験があるからこそ新たな価値観やアイデアを受け入れられず、成長の芽を摘んでしまうこともあります。部下に「自律的に行動しなさい」と“指示”するのもまた、矛盾した振る舞いです。

SDGsの「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「働きがいも 経済成長も」といった目標はそのなかに矛盾をはらんでいますし、このコロナ禍において「感染者を抑えながら経済活動を維持する」のもまた、私たちが直面する矛盾ともいえるでしょう。

組織において、こうした矛盾は「複雑な課題」とされ、敬遠されがちですが、それらを否定することなく「受け入れる」ことで、パフォーマンスの向上やイノベーションの創出を図ろうとする考え方が、海外を中心に研究されています。

今回は立教大学経営学部准教授であり、リーダーシップ教育研究の第一人者である舘野泰一が海外研究から紐解き、その知見を共有します。イベント後半では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹を交え、組織における矛盾を“その場しのぎ”でなんとかするのではなく、いかに創造性や成長につなげていくか、ディスカッションを行います。「CULTIBASE Radio プレイフル」では「なぜ仕事に“遊び”が重要なのか?」について考察するふたりの「プレイフル」な議論にも要注目。

日々さまざまな矛盾に直面し、「無理ゲー」に立ち向かうマネージャーやリーダーにおすすめのイベントです。ぜひご参加ください。

登壇者

舘野 泰一(立教大学経営学部准教授/株式会社MIMIGURI リサーチャー)

1983年生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒業。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学後、東京大学大学総合教育研究センター特任研究員、立教大学経営学部助教を経て、現職。博士(学際情報学)。専門はリーダーシップ教育。近著に『これからのリーダーシップ 基本・最新理論から実践事例まで(共著)』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

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