カスタマージャーニーの落とし穴

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約67分

顧客体験を時間軸に沿って視覚化するカスタマージャーニーマップは、サービスデザインやUXデザインをはじめ、マーケティング領域など幅広く注目されるようになりました。
カスタマージャーニーマップの認知度は年々上がってきていますが、せっかく時間をかけて作っても活用が難しいという声も耳にします。
なぜ、効果的な活用が難しいのでしょうか。
そこには、視覚化する情報の項目や時間軸の粒度など、状況に合わせて応用できる要素が多いため、一見取り入れやすく見える一方で、適切に活用するのは難易度が高いというカスタマージャーニーマップの特徴があります。
今回は、カスタマージャーニーマップをつくる際の落とし穴を手掛かりに、事業開発全体におけるカスタマージャーニーの意義を見直しながら、その効果的な活用方法を探っていきます。

■チャプター
00:12 カスタマージャーニーとは
11:50 カスタマージャーニーへの注目の背景と事例紹介
29:47 カスタマージャーニーの落とし穴
41:41 カスタマージャーニーの意義と効果的な活用方法

出演者

小田 裕和
小田 裕和

千葉工業大学工学部デザイン科学科卒。千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。デザインにまつわる知を起点に、新たな価値を創り出すための方法論や、そのための教育や組織のあり方について研究を行っている。特定の領域の専門知よりも、横断的な複合知を扱う必要があるようなプロジェクトを得意とし、事業開発から組織開発まで、幅広い案件のコンサルテーション、ファシリテーションを担当する。主な著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)がある。

瀧 知惠美
瀧 知惠美

多摩美術大学情報デザイン学科卒業。東京藝術大学デザイン科修士課程修了。多摩美術大学、東海大学非常勤講師。ヤフー株式会社にて複数サービスのUXデザインを担当した後、UXの社内普及のためワークショップ型の研修やUX導入から組織浸透までの実務支援を主導。UX実践を成果へ結びつけるため、チームづくりのためのふり返りの対話の場づくりの実践および研究を行う。MIMIGURIでは、UXデザイン・サービスデザインをはじめとする事業開発を中心に担当。よりよいユーザー体験につながるモノ・コトを生み出すために、つくり手の体験も重要と考え、事業開発と組織開発の組み合わせ方を実践と研究の両軸を重視しながら探究している。