中長期的なプロジェクトにおけるファシリテーション|CULTIBASE Radio|Facilitation #7
中長期的なプロジェクトにおけるファシリテーション|CULTIBASE Radio|Facilitation #7
/約18分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio ファシリテーションの7回目では、株式会社MIMIGURIの渡邉貴大と根本紘利が、「中長期的なプロジェクトにおけるファシリテーション」をテーマにディスカッションしました。

  • 今回のラジオでは、プロジェクトマネジメントを専門とする根本をゲストに、ファシリテーションとマネジメントの接合点について考えていく。
  • プロジェクトマネジメントは基本的に、最初プロジェクトの精緻な設計に注力し、その後は設計から外れないように運用する、というサイクルで行われる。しかし、プロジェクト立ち上げ時の不確実性が高い場合には、精緻化を常に行うことになる。この精緻化のプロセスで担う役割は「マネジメントというより、ファシリテーションという方が近い」と根本は言う。
  • いい成果の出たプロジェクトでは、大抵、堅実なプロジェクト進行に留まるのではなく、メンバーのパフォーマンスが最大化されたり、クライアントとワンチームになれたり、堅実さを超えた“想定外”がある。
  • 例えば、状況によっては最初の設計そのものを変えたり、コミュニケーションの頻度・量を最適化したりと、場の状況を観察し捉えながら柔軟に設計することが重要だ。ファシリテーションでも「観察力」はコアスキルの1つとされている。
  • 観察は、定例のMTGを設けることがベストだ。MTGでは、決めるべきことをアジェンダとして組み込んでおくものだが、その議論が停滞している感覚、話していることにメンバーがピンときていなさそうな感覚。これらが“堅実さ”から外れるきっかけとなる。

イベント開催のお知らせ

今回のRadioのパーソナリティを務めた根本が登壇するイベントが10/9(土)に開催されます。本Radioとも関連する内容となっておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。

“PMの暗黙知”を解き明かす:プロジェクトを推進させるファシリテーション

“PMの暗黙知”を解き明かす:プロジェクトを推進させるファシリテーション

出演者

渡邉 貴大
渡邉 貴大

ファシリテーター

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。

根本 紘利
根本 紘利

ECコンサルティング業デザイナー→アパレル小売業Webマスター→在京民放テレビ局番組Webサイト制作・運用→地域商社プロジェクトマネージャー→Slerプロデューサーを経てMIMIGURI(旧DONGURI)に入社。クライアントワークの開発プロジェクトにおける設計や進行に加え、組織開発・推進のプロジェクトに従事し、自社ではプロジェクトマネジメントの体系化と組織浸透を目指し、全社プロジェクト品質の底上げやアジャイル推進を進めている。