年上の部下・年下の上司とうまくやっていくコツ|CULTIBASE Radio|Management #106
年上の部下・年下の上司とうまくやっていくコツ|CULTIBASE Radio|Management #106
/約9分
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※今回のラジオは8/27に開催されたライブイベント「CULTIBASE Radio Special Live:学ぶべき現代マネジメントの知を振り返る」から一部抜粋した内容をお届けします。

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの106回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「年上の部下・年下の上司とうまくやっていくコツ」をテーマにディスカッションしました。

  • ミナベは、年上をマネジメントする際のバッドパターンとして、「年上なのだからこのくらいできてほしい」と考え、職位ではなく、年齢で判断して、マネジメントが粗くなることがあるという。逆に、年上に配慮しすぎて、フィードバックをできないケースも存在する。
  • 年下の上司がいる場合は上記の逆の状況になることが多い。家庭環境など、年上の部下の状況に対する想像力が欠けているが故に、ついて来にくい無茶な依頼や誘いをしてしまいがちである。
  • 大前提として、年上や年下というパラメーターではなく、その人の環境や特性を個別に把握しながら、1人の人として尊重し配慮することが大切だとミナベは言う。
  • 安斎は、年齢と職位をパラドックスな概念だと認識させてしまっているのではないかと指摘したうえで、職位を、年齢による上下関係ではなく、役割と捉えるとよいと語る。また、現代では、様々なキャリアを経て今の職位に至ったという人も珍しくなく、単純な年齢による差は関係がなくなってきているのではないかと言う。
  • ミナベは、人としてフラットに見ることを自分にとっての原理原則としつつも、注意点として、社外の人とコミュニケーションをとる時は、相手の価値観や所属会社の社風に合わせることを意識していると言う。少しずつ相手のスタンスを理解しながら、自分の意思表明をして、場におけるコミュニケーションの合意形成をとっていくことが重要だと語る。

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またライブイベント「CULTIBASE Radio Special Live:学ぶべき現代マネジメントの知を振り返る」の内容を全編ご覧になりたい方は、下記よりご視聴ください。

CULTIBASE Radio Special Live:学ぶべき現代マネジメントの知を振り返る

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出演者

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹
ミナベ トモミ
ミナベ トモミ