公開出版会議:新規事業の意味を問い直す

公開出版会議:新規事業の意味を問い直す

8月22日 火

20:00 - 21:00 / 60分

「公開出版会議」では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹をはじめ、運営元の株式会社MIMIGURIのメンバーが現在執筆中の書籍を題材に、最新の知見をいち早くお届けします。

主な内容は、出版に向けた企画会議の様子や、仮説モデルの提案、注目すべき新トピック、先行研究のレビューなど。CULTIBASE Labの会員の皆さまと一緒に、本の構成や基軸となる理論を練り上げていきます。

今回は新規事業創出のマネジメントについて研究するリサーチャー・小田裕和が「大企業における新規事業創出」をテーマに、現在執筆中の書籍について語ります。

「どうしたら社員がより良いアイデアを出せるようになるのか」
「今までにないようなアイデアをどうしたら出してくれるようになるのか」

新規事業を創出する中で、多くの人がこうした悩みに直面しています。しかしながら、最終的にアウトプットされる「事業」や「アイデア」が”果実”だとすれば、その果実が実るためには、組織が質のいい”土壌”を耕す必要があります。実際、新規事業開発の担当者からは「メンバーがだんだんアイデアを出してくれなくなった」や、「最初は新規事業創出に関心があった人も、続かずに辞めてしまう」といった声もよく耳にします。

昨今流通する新規事業創出のナレッジは、短絡的な成果に目を向けるものが多く、組織という土壌を豊かにしていくという考え方はそれほど扱われていないように感じられます。

本イベントでは、こうした課題を起点とした新たな書籍の構想について、著者の小田裕和が解説。聞き手は番組のオーナーの安斎勇樹が務めます。

・新規事業創出のプログラム設計に関わる方
・事業多角化に向けた経営計画を描こうとしている方
・事業創出の土壌となる組織のつくり方に関心のある方
・一冊の本ができるまでのプロセスに関わりたい方

などにおすすめのイベントです。ぜひリアルタイムでご参加ください。

前回の公開出版会議はこちら

パーソナリティ

安斎勇樹(株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO)

1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。組織イノベーションの知を耕すウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。主な著書に『パラドックス思考 ─ 矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』『問いかけの作法 -チームの魅力と才能を引き出す技術』『問いのデザイン – 創造的対話のファシリテーション』『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』『ワークショップデザイン論 -創ることで学ぶ』がある。

小田裕和(株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー)

千葉工業大学工学部デザイン科学科卒。千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。デザインにまつわる知を起点に、新たな価値を創り出すための方法論や、そのための教育や組織のあり方について研究を行っている。特定の領域の専門知よりも、横断的な複合知を扱う必要があるようなプロジェクトを得意とし、事業開発から組織開発まで、幅広い案件のコンサルテーション、ファシリテーションを担当する。主な著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)がある。

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