著者と読み尽くす『組織変革のレバレッジ』の全体像

著者と読み尽くす『組織変革のレバレッジ』の全体像

8月8日 火

19:00

組織の拡大や市場環境の変化、組織内のモチベーション低下など、「組織を変えたい」「変わるべきだ」というタイミングはさまざまにあるでしょう。

しかし、組織変革においては「危機感はあるがなかなか動けず、結局変われない」「変革のビジョンはあるのに、組織内で分裂が起こってしまう」などさまざまな困難が発生し、変革は一筋縄ではいきません。

今回は、組織変革の際に起こりがちな「困難」に着目し、変革のヒントを示した書籍『組織変革のレバレッジ:困難が跳躍に変わるメカニズム』著者の安藤史江さんをゲストにお迎えします。本書は、変革のレバレッジとして「パラドックス」に着目し、事例を交えながら、レバレッジポイントの見つけ方を示唆する、知る人ぞ知る名著です。

CULTIBASEで本書を取り上げるのは、今回で2回目。以下の回では「そもそも組織が変わるとはどういうことか」「組織変革とはなにか」について考えました。

第2回目の今回は実践編として、本書の副題でもある「困難が跳躍に変わるメカニズム」にフォーカスします。 組織変革と聞くと、壮大なビジョンや輝かしい成功事例をイメージしてしまうかもしれません。しかし実際は、困難や苦悩の連続でしょう。

組織変革の「困難さ」にどう向き合うべきか?

組織変革の渦中で、何を選択し、正解にしていくのか?

「もうダメだ…」と思った時、何を希望の兆しとして捉えるべきか?

実践者が抱く上記のような疑問や苦悩に対するヒントを、多くの事例を研究してきた安藤先生と、組織開発を専門とする研究者・東南裕美(株式会社MIMIGURI リサーチャー)がパネルトークを通してお伝えします。 組織変革にまさに取り組まれている方、所属組織に課題を感じている方、組織づくりの最新の研究内容に関心のある方などにオススメの番組です。ぜひご視聴ください。

※「組織変革のレバレッジ:変革の見取り図としての『整合性モデル』」をご覧いただいてから視聴することでよりお楽しみいただけます。

ゲスト

安藤史江(南山大学経営学部教授)

名古屋大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2000年に東京大学より博士(経済学)。専門は組織学習論、組織変革論。主要著書に『組織学習と組織内地図』(2001年、単著)、『組織変革のレバレッジ』(2017年、編共著)、『コア・テキスト組織学習』(2019年、単著)など。1998年に組織学会高宮賞(論文部門)を、2017年に第69回全国能率大会において経済産業省経済産業政策局長賞を受賞。企業やシンクタンクとの共同研究や研修講師に加え、行政の諸委員も歴任。大学ゼミでは産学連携活動にも注力。

パーソナリティ

東南 裕美(株式会社MIMIGURI リサーチャー)

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。MIMIGURIでは、研究機関部門の一員として、組織開発に関する基礎研究とコンテンツ開発を行う。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

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