組織と事業を支える「観察力」の鍛え方

組織と事業を支える「観察力」の鍛え方

10月16日 土

10:00 - 11:30 / 90分

思いも寄らないアイデアの種を見つける。同僚の何気ない言動から、心の機微に気が付く。組織の見えないとらわれを察知し、課題を立て直す。

組織と事業に関わるすべてのビジネスパーソンにとって、対象の本質を見抜く「観察力」は欠かせません。しかし誰もがその重要性は理解しながらも、意識的に「鍛える」ことが難しいのも、観察という行為の特徴です。

今回のイベントでは、近刊『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか』を出版されたばかりの佐渡島庸平さん(株式会社コルク代表取締役社長・編集者)をお招きして、観察力の本質を探ります。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などのメガヒット作を手掛けた編集者である佐渡島さんは、”良いクリエイター”の条件は、観察力にこそあると言います。本書には、クリエイションを支える「観察」とは何かについて、佐渡島さん自身の探究の過程が記されています。

イベントの聞き手と深め手は、CULTIBASE編集長の安斎勇樹が務めます。実は『観察力の鍛え方』には、安斎の前著『問いのデザイン』も理論の下敷きとして引用されています。また、安斎の執筆中の新刊『問いかけの作法』では、丸ごと1章を割いて「観察」について考察する予定。このことからも、「観察」と「問い」は、切っても切り離せない関係性にあることがわかります。

今回のイベントでは、両者の対談を通して、執筆の過程で佐渡島さんが触れた「観察を観察すること」についての洞察や、安斎自身が「もし自分が『観察力の鍛え方』の続きを書くとしたら」と発想した、実験的な観察モデルを披露し、議論を掘り下げていきます。

観察力を鍛えたい方。イノベーションやクリエイションのヒントを見つけたい方。組織開発のファシリテーションのスキルを高めたい方。そして”問い”について別の角度から探究したい方など、幅広い方のご参加をお待ちしております。

※佐渡島さんと安斎の対談は事前に収録したものを放送し、安斎がパーソナリティとしてイベントを進行します。

ゲスト

佐渡島庸平
株式会社コルク 代表取締役社長
1979年生まれ。中学時代を南アフリカ共和国で過ごし、灘高校に進学。2002年に東京大学文学部を卒業後、講談社に入社し、「モーニング」編集部で井上雄彦『バガボンド』、安野モヨコ『さくらん』のサブ担当を務める。03年に三田紀房『ドラゴン桜』を立ち上げ。小山宙哉『宇宙兄弟』もTVアニメ、映画実写化を実現する。伊坂幸太郎『モダンタイムス』、平野啓一郎『空白を満たしなさい』など小説も担当。12年10月、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。インターネット時代のエンターテイメントのあり方を模索し続けている。コルクスタジオで、新人マンガ家たちと縦スクロールで、全世界で読まれるマンガの制作に挑戦中。

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

もっと見る