リーダーの自己開示は「タイミング」が命|CULTIBASE Radio #65

リーダーの自己開示は「タイミング」が命|CULTIBASE Radio #65

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CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。株式会社MIMIGURIの共同代表、安斎勇樹とミナベトモミが、パーソナリティを務めます。今回のテーマは「自己開示」です。

「リーダーの自己開示は「タイミング」が命」の概要

このエピソードでは、「オーセンティック・リーダーシップ」をテーマに、リーダーによる自己開示の“タイミング”の重要性について語られました。

オーセンティックリーダーシップとは、リーダーが自分の強みを活かし、正直に自分らしいリーダーシップを発揮することでチームを牽引するスタイルです。しかし、正直さを重視しすぎた結果、リーダーが自分の弱みや本音を過度に開示し、それが部下の不安を招き、チームの崩壊につながるケースもあるとのこと。「弱さは人を動かすための道具ではなく、一生懸命やっているからこそ自然とついてくるもの」だと述べています。

つまり、瞬間的な弱さの開示で人を引きつけようとするのではなく、継続的に努力し、困難に向き合い続ける中で垣間見える弱さこそが、人を動かす力となります。格闘家が試合前の強がりと、試合後の涙を見せる姿に例えられるように、前提として努力や挑戦があるからこそ、不安を共有することが共感を呼ぶと言えます。

このようなオーセンティックリーダーシップは、単なる感情の排出ではなく、自分を冷静に見つめ直し、周囲への感謝を通じてチームと共に課題に向き合う長期的なプロセスです。明日からすぐに実践できるものではないかもしれませんが、普段言えずにいた健全な本音(例えば、部下への称賛や素直な謝罪など)を伝えることから始めることができます。これは、リーダー自身の内省を深めることにも繋がり、健全な自己開示を通じてチームの信頼関係を築く一歩となるでしょう。

このテーマは奥深く、リーダーが「鎧を着込んで強がる」でもなく、「赤ちゃん返りする」でもない、適切な自己開示のバランスを見つけることの重要性を示唆しています。

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