CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの86回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「なぜ他人のキャリアは『凄そう』に見えるのか」をテーマにディスカッションしました。
- エグゼクティブ層などが登壇する際に語られるキャリアは、基本的に順風満帆であったかのように「綺麗」に語られることが多い。結果的に聞き手はそのキャリアを「凄そう」と感じてしまいがちである。
- しかし、キャリアというものは、ある程度は偶発的な出来事や細かいピポッドの繰り返しによって形成されることも多い。実際、登壇時には「綺麗なキャリア」を語っていたエグゼクティブ層に、飲み会などで当時の話を深堀りすると、想定外の出来事の連続で、決して上手くいってばかりではなかったという話がよく聞かれる。
- キャリアは作ろうとして作れるものではない。想定外や試行錯誤によって積み上げた体験を資産とし、組み合わせ、後から振り返って意味づけすることによって、物語として“出来上がる”ものである。
- まだ自分にキャリアの意味が見出せていない中では、そうした編集された物語を聞いて焦ったり、気圧されてしまうこともあるかもしれないが、思い切ってその物語の裏側や当時の葛藤を聞いてみると、意外な一面に触れられて急速に関係性が深まることがある。
- 当初思い描いたものとは違うキャリアに突入しても、不安を感じながらまずはがむしゃらに取り組んでみる。その結果得られた体験的な学習によって、資産が積み上がっていく。一見「凄そう」な経歴を持つエグゼクティブ層も、多くはそのようにキャリアを構築してきたのである。
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