組織拡大のなかで、既存メンバーのナレッジをいかに共有するか?|CULTIBASE Radio|Management #93

組織拡大のなかで、既存メンバーのナレッジをいかに共有するか?|CULTIBASE Radio|Management #93

2022.05.24/10

CULTIBASE Radio
CULTIBASE Radio
CULTIBASE Radio

※今回のラジオは先日開催されたライブイベント「CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える」から一部抜粋した内容をお届けします。

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの93回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「組織拡大のなかで、既存メンバーのナレッジをいかに共有するか?」をテーマにディスカッションしました。

  • 安斎・ミナベは共に、組織拡大によりナレッジシェアリングに課題が発生することは、組織が拡大する限り永久に続くものだと言う。少数精鋭のフラットな組織からピラミッド階層型の組織になっていく際、既存メンバーの暗黙知をいかに形式知にするのかというリスナーの問いに答えていく。
  • ミナベは、今すぐにできることとして、成功法則をリスト化し共有すべき内容を固めたうえで、既存メンバーに共有することをあげる。しかし一方で、まとめられた内容が共有されなかったり、更新されなかったりという現象も起こりうると、安斎は指摘する。
  • 安斎は、あらかじめレビュー機能をつくり、レビューの工数を割いておくことが重要だと言う。ミドルマネージャーになった層は、プレイヤー時代と同様に100%プレイングする時間に当てるのではなく、マネジメントしメンバーをレビューする工数に時間を当てるのがよいということだ。
  • ミナベは、レビューを機能させるには、トップダウンとボトムアップ両面からのアプローチが必要と考えている。戦略的にいくならトップダウンでマネジメントすることがある。この際に、業務プロセスが特定されておらず、ナレッジが貯まるポイントをつくれていないことが多いと指摘する。
  • それを踏まえると、ボトムアップでナレッジを共有していくことも大切だと提案する。まずは口頭でナレッジをシェアすることから始めると、結果的に形式化されたwikiのような書面の形に仕上がることもある。
  • 安斎は、ナレッジのシェアにおいて、Howだけの共有に留まらないことが重要だと補足する。Howと一緒にWhyもセットでチームの中で共有する仕組みをおいておくと、組織学習が進んでいくのではないだろうか。

CULTIBASE Radioは、SpotifyApple podcastYouTubeなどでも配信中!最新情報を見逃さないよう、ぜひお好きなメディアをフォロー/チャンネル登録してみてください!

関連コンテンツ 

イベントのアーカイブ動画は下記にて公開中です。CULTIBASE Lab会員限定となりますが、現在10日間の無料キャンペーンも実施中です。関心のある方はぜひこの機会に入会をご検討ください。

CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

もっと見る

Mail Magazine
メルマガ登録

メルマガ登録をしていただくと、記事やイベントなどの最新情報をお届けいたします。

メルマガ登録