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ワークショップの100年の歴史を学ぶ意義|CULTIBASE Radio|Management #69

ワークショップの100年の歴史を学ぶ意義|CULTIBASE Radio|Management #69

/約14分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの69回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「ワークショップの100年の歴史を学ぶ意義」をテーマにディスカッションしました。

  • 先週、CULTIBASE Labで 『ワークショップデザイン概論』というイベントを実施した安斎(アーカイブ動画は有料会員のみ視聴可能です)。現場に立つ頻度が落ちているため、当初は冷静に語る予定だったが、結果的にはかなり熱が入ってしまい終了時間を延長することにまでなった。
  • 実は、ワークショップには100年の歴史がある。演劇から出発したため、アートの領域で強い系譜があるほか、住民全体が参加できるような手法として街づくりの領域で取り入れられたり、集団治療を目的としたカウンセリングとして使われたり。
  • なかでも、カウンセリングとして使われていたワークショップの文脈を引き継ぐのが企業における対話型組織開発などである。
  • 共通しているのは、ワークショップが「カウンターカルチャー」であるという点だ。一方的なトップダウン方式で実践されてきた領域において、ボトムアップを取り戻すための対抗文化だったのだ。
  • この点は忘れがちで、「ワークショップは議論を整理したり、アイデアを付箋で出したりするための手法」という認識にとどまってしまうことが多い。トップダウンな社会において、1人1人の創造性を取り戻すための思想的な運動として捉えると、組織でワークショップをやる意味も違って見えてくるのではないだろうか?
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学大学院 情報学環 客員研究員。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://lit.link/YukiAnzaiVoicy

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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