ワークショップデザイン概論:学習と創造の場づくり

2021.09.06/108

組織開発、事業開発、人材育成など、複雑な課題解決にアプローチする変革型のプロジェクトにおいて、「ワークショップ」と呼ばれる活動は必要不可欠なものとなりました。ワークショップとは、オフライン・オンライン問わず、数人から数十人のメンバーで集合し、手や身体を動かしながら、対話を通して「アイデア創発」「前提の問い直し」「合意形成」「新たな視点の獲得」などをするためのボトムアップ型の活動です。

ワークショップは流行の手法に見えて、実は100年以上の歴史があり、理論的にも思想的にも奥深い方法論です。付箋紙やオンラインホワイトボードを活用すればうまくいくものではなく、事前の戦略的な「プログラムデザイン」と、当日の柔軟な「ファシリテーション」の工夫が不可欠です。特に「プログラムデザイン」は軽視されがちで、当日に「ファシリテーションが難しい」「グループワークがうまくいっていない」と感じるとき、それは参加者やファシリテーターの能力不足ではなく、プログラムがうまくデザインされていない場合が大半です。

本イベントでは、CULTIBASE編集長であり、ワークショップデザイン研究の第一人者である安斎勇樹が、ワークショップの定義や歴史など、ワークショップについての基本知識を解説したのち、効果的なプログラムをデザインするための考え方について解説します。後半では、オンラインワークショップを数多く手がける田幡祐斤(株式会社MIMIGURI Manager)が、オンラインならではのプログラム設計やファシリテーションの注意点とポイントについて解説します。

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

もっと見る