新規事業がボトムアップに生まれる組織の作り方|CULTIBASE Radio|Management #80
新規事業がボトムアップに生まれる組織の作り方|CULTIBASE Radio|Management #80
/約26分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの80回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、エムスリー株式会社CDO古結隆介さんをゲストに迎え、「新規事業がボトムアップに生まれる組織の作り方」をテーマにディスカッションしました。 全3回中の第1回です。

  • エムスリー株式会社CDOである古結さんをゲストにお迎えしてお送りする。古結さんは、現役のプロダクトデザイナーとして担当も持ちつつ、デザイン組織の戦略策定・実行を担っている。
  • エムスリーは、創業21年目の医療メガベンチャー。550名という規模の組織になってきたが、依然として社内のルールはミッションと行動規範「くしゃみ」のみ。さらに、組織階層は「経営メンバー・リーダー・メンバー」の3つだけだ。
  • その特徴は、独自の組織デザインにある。余計な説明責任が生じないようにしたり、現場の実行がスムーズになるようにしたりなど、意思決定が最速で行えるような内部の調整パス設計を徹底している。
  • 現在、約60の事業があるエムスリー。そこでデザインが事業に対して貢献できるよう、「採用マーケティング」「プロダクトデザイン」「プロモーションデザイン」を一貫して行えるような横断的なデザイン組織を基盤としてしている。
  • また、事業が増えてくるとリソースの問題が発生し、新しい事業が生まれる速度が鈍ってしまう。そのため、エンジニアやデザイナーなどが兼務で担う新規事業立ち上げに特化した「プロダクト支援チーム」を設けている。
  • ①経営起点のトップダウン的着想、②クライアント/エンドユーザーからの着想、③開発チーム起点のボトムアップ的着想、という3つのアプローチで半年に1つは事業が立ち上がっている状態だ。

本テーマについては、古結さんをゲストにお迎えしたCULTIBASEの過去のイベントの中でよりく詳しく解説しています。よろしければぜひ合わせてご覧ください。

医療メガベンチャー“エムスリー“に学ぶデザイン経営の実践(前編)

医療メガベンチャー“エムスリー“に学ぶデザイン経営の実践(前編)

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/