働く大人の「アイデンティティ」の悩みと処方箋

2023.11.21/69

フレックスタイム制やリモートワークの普及などの働き方の変化。グローバリゼーションや技術の進化による労働市場の変化。キャリアに対する社会的な価値観の変化──私たちを取り巻く環境の変化は近年ますます急速化しています。そして、こうした変化によって、私たちは常に様々な選択を迫られるようになりました。たとえば、

・仕事とプライベートのバランスをどうとるか?
・今の職場で本当に自分の力を発揮できているのだろうか?
・自身のキャリアの方向性をどうすべきか?

など。そして私たちは、こうした問題に直面するたびに「自分らしい選択をしたい」と思いながらも、「何が自分らしさなのか」や、そもそも「自分らしさとは何なのか」がわからなくなり、迷ってしまうことも少なくありません。

多様化する時代の中で、多くの人がこうした「自分らしさ≒アイデンティティ」の悩みを抱えています。今回は「大人のアイデンティティ論」をテーマに、成人期以降のアイデンティティ発達における課題や乗り越え方について、最新の研究知見をお届けします。

 

登壇者

安斎 勇樹(株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/CULTIBASE編集長)

1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。組織イノベーションの知を耕すウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。主な著書に『問いかけの作法 -チームの魅力と才能を引き出す技術』『問いのデザイン – 創造的対話のファシリテーション』『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』『ワークショップデザイン論 -創ることで学ぶ』がある。

 

池田めぐみ(株式会社MIMIGURI Researcher/東京大学社会科学研究所 助教)

東京大学社会科学研究所附属 社会調査・データアーカイブ研究センター 助教。東京大学大学院 学際情報学府博士課程修了後、同大学情報学環 特任研究員を経て、現職。MIMIGURIではリサーチャーとして、組織行動に関わる研究に従事している。研究キーワードは、レジリエンス、ジョブ・クラフティング、チャレンジストレッサーなど。

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