マネジメントの新潮流「心理的資本」とはなにか?

マネジメントの新潮流「心理的資本」とはなにか?

7月2日 土

10:00 - 11:30 / 90分

近年、ビジネスを取り巻く環境は目まぐるしく変わり続けています。変化が激しい世の中においては、個人が取得した知識やスキルがすぐに陳腐化してしまうことも少なくありません。

そして、こうした不確実性の高い状況下では、知識やスキルのみを有している人でなく、「心理的資本」を高く保持している人が活躍すると言われています。

2020年に訳本が出版されたフレッド・ルーサンスらによる書籍『こころの資本』では、心理的資本は以下の4つの要素によって構成されていると述べられています。

(1)自己効力感(Efficacy)
(2)希望(Hope)
(3)楽観性(Optimism)
(4)レジリエンス(Resilience)

VUCA時代とも呼ばれる、何が起こるのか予測が難しく、それゆえに大変なことも多い時代においては、この心理的資本が特に重要視されるようになってきていると言われています。また「人的資本」や「社会的資本」と並び、ビジネスパーソンが開発を推奨される「資本」のひとつとして挙げられていることも、心理的資本の大きな特徴のひとつです。

本イベントでは、こうした心理的資本の各要素の最新研究をビジネスに活用しやすいかたちに紐解き、解説します。講師は職場のレジリエンス研究の専門家である池田めぐみ(株式会社MIMIGURI Researcher/東京大学 社会科学研究所 助教)が務め、その知見をマネジメント実践の観点から深堀りし、実地で活かしていくための方略を探究します。

効率のみを追い求めるマネジメント観に限界を感じている方、メンバーの心の状態をポジティブに保つための関わり方について学びたい方などに特におすすめの内容です。ぜひお気軽にご参加ください。

参考
フレッド・ルーサンス、キャロライン・ユセフ=モーガン、ブルース・アボリオ(2020)こころの資本.中央経済社

講師

池田めぐみ(株式会社MIMIGURI Researcher/東京大学 社会科学研究所 助教)

進行

渡邉貴大(株式会社MIMIGURI Facilitator)

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

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