RPGで鍛える、多様なプロセスを想定する思考|CULTIBASE Radio|Design #13
RPGで鍛える、多様なプロセスを想定する思考|CULTIBASE Radio|Design #13
/約13分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio デザインの13回目では、株式会社 MIMIGURIの小田裕和と瀧知惠美が、「RPGで鍛える、多様なプロセスを想定する思考」をテーマにディスカッションしました。

  • ゲーム好きが多いMIMIGURIメンバー。瀧も例に漏れず、ジョイン当初はzoomの背景画像をどうぶつの森にしていたほどだという。
  • RPGが苦手だという小田に対して、小さい頃はよく『聖剣伝説3』をプレイしていたという瀧。このゲームは、6人いるキャラクターのうち3人を選んでパーティに加えることができるだけでなく、レベルが上がるごとに「クラスチェンジ」によってキャラクターのスキルを選択していくことができ、自由度が高い。
  • RPGの楽しさは「この組み合わせだとこういう勝ち方ができる」というパターンの仮設検証にあるという瀧。プロジェクトデザイン、サービスデザインにもそのスキルは活きている。
  • 小田が「フラット」と評する、瀧のサービスデザインに対する姿勢。心の奥底に熱量はありつつも、さまざまなパターンを想定しつつ「どんな方向に向かうのだろうか」ということ自体を楽しみながら仮設検証しているように見える。
  • ゲームから得られるスキルもあれば、自身のゲームとの付き合い方からわかる特性もある。ちょっとした機会に、自身のゲームとの関係性をふりかえってみるのもいいかもしれない。

出演者

小田 裕和
小田 裕和

千葉工業大学工学部デザイン科学科卒。千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。デザインにまつわる知を起点に、新たな価値を創り出すための方法論や、そのための教育や組織のあり方について研究を行っている。特定の領域の専門知よりも、横断的な複合知を扱う必要があるようなプロジェクトを得意とし、事業開発から組織開発まで、幅広い案件のコンサルテーション、ファシリテーションを担当する。主な著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)がある。

瀧 知惠美
瀧 知惠美

多摩美術大学情報デザイン学科卒業。東京藝術大学デザイン科修士課程修了。多摩美術大学、東海大学非常勤講師。ヤフー株式会社にて複数サービスのUXデザインを担当した後、UXの社内普及のためワークショップ型の研修やUX導入から組織浸透までの実務支援を主導。UX実践を成果へ結びつけるため、チームづくりのためのふり返りの対話の場づくりの実践および研究を行う。MIMIGURIでは、UXデザイン・サービスデザインをはじめとする事業開発を中心に担当。よりよいユーザー体験につながるモノ・コトを生み出すために、つくり手の体験も重要と考え、事業開発と組織開発の組み合わせ方を実践と研究の両軸を重視しながら探究している。