「共に創る」場をデザインするファシリテーターの原体験と心構え|CULTIBASE Radio|Facilitation #29
「共に創る」場をデザインするファシリテーターの原体験と心構え|CULTIBASE Radio|Facilitation #29
/約20分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの29回目では、株式会社MIMIGURIのFacilitatorである渡邉貴大と、同社のFacilitatorである猫田耳子が、「『共に創る』場をデザインするファシリテーターの原体験と心構え」をテーマにディスカッションしました。(前編はコチラ

  • 前回に引き続き、MIMIGURIのファシリテーションドメインに所属する猫田耳子をゲストに迎え、猫田のファシリテーション観や芸風に迫っていく。
  • 猫田にとってファシリテーションとはどのような営みなのか。一つの原体験として、デザイナー時代にクライアントから、「僕たちは共にモノを創る存在だから、パートナーと呼んでほしい」と言われて以降、共につくるスタンスを意識するようになったと語る。
  • 共につくるためには、極論「”何もしない”状況を創る」ことが大事だと話す猫田。そのためのプログラムを、いかに事前につくるかが重要なのだと言う。
  • そのような直接的な働きかけを控える振る舞いが、参加者が活動を自分ごと化し、なんとかしなければと思うことで、共創的な成功体験の獲得に繋がっていく。そうすることで、参加者の「創り手」としての意識が芽生えることもあるのだと言う。
  • そうした意識を持った今、猫田は「自分はひょっとしたらファシリテーターではないのかもしれない」と言う。自身が最終アウトプットとして提出しているのはデザインされたワークショッププログラムや共創の場である。その意味で、やはり自分は「デザイナー」なのではないか、と。
  • 猫田は入社時の初期衝動として、旧来の受注者と発注者という一方向的な関係性が、共創の概念によって何か変わるのではないかと考えていたことを語る。クライアントをはじめとした他者との共創の場やプロセスをいかにデザインするか。引き続き探究を続けていく。

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今回のゲスト・猫田耳子が先日登壇したライブイベント「個人の“らしさ”が共生する組織をいかにつくるか? -『常識を考え直すワークショップ』の事例から考える」のアーカイブ動画が公開中です。CULTIBASE Lab会員限定となりますが、現在10日間の無料キャンペーンも実施中です。関心のある方はぜひこの機会に入会をご検討ください。

個人の“らしさ”が共生する組織をいかにつくるか? -「常識を考え直すワークショップ」の事例から考える

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出演者

猫田 耳子
猫田 耳子

好きだなあと思うひとたちの叶えたい夢や作りたい未来への力になりたいなと思っています。そんな感じでミミグリにいます。

渡邉 貴大
渡邉 貴大

ファシリテーター

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。