部下が上司にすべき「ツッコミ」の作法|CULTIBASE Radio|Management #22
部下が上司にすべき「ツッコミ」の作法|CULTIBASE Radio|Management #22
/約16分
Apple PodcastsSpotifyYouTube

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの22回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「部下が上司にすべき「ツッコミ」の作法」をテーマにディスカッションしました。

  • 1月3日に、舘野泰一さんと石井遼介さんをゲストに「心理的安全性とリーダーシップをめぐる6つの問い」についてYouTube Liveを行ったのだが、そこで盛り上がったトピックの1つに「ツッコミ」の重要性がある。
  • 例えば、安斎がクライアントの組織開発ワークショップをする際、あとから社長が入ってきただけで場が固まってしまうことがある。そういうときに「あれ、場がアイスブレイク前に戻っちゃいましたけど、いつもそんなに怒ってるんですか?!」と恐る恐る社長にツッコミを入れると、むしろ社長も社員も和やかになると言う。
  • ミナベも、組織コンサルとして関わる際には「組織のなかで一番怖そうな人と仲良くしにいく」と言う。偉い人にも“めっちゃKY”なキャラクターを装って「いや、それ詰めすぎじゃないっすか(笑)」などとツッコミを入れる。
  • ツッコミを入れる隙が全くないときには、率直に言う。「ちょっと今ビビってるんですけど、〇〇さんと、つっこんだりできるような関係性になりたくて。どうすればいいんですかね」と聞きにいく。
  • 人によって「おいしいな」と思うつっこまれポイントが違うことに気をつけながらも、一度「ツッコミづらい」ということをも言える関係性になれば、ツッコミができるようになる。
  • トップは、孤独になってしまうケースが多い。そんなときに、ツッコミは部下から出せる上司への助け舟なのである。

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

関連するおすすめ

気になるコンテンツからチェックしてみてください