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経営統合における「変わらないもの」を確認する重要性|CULTIBASE Radio|Management #60

経営統合における「変わらないもの」を確認する重要性|CULTIBASE Radio|Management #60

/約13分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの60回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「経営統合における「変わらないもの」を確認する重要性 」をテーマにディスカッションしました。

  • 経営統合して、最初のクオーターを終えたMIMIGURI。その振り返りをしていくなかでわかったのが、安斎&ミナベが共通して「全体会で、話をする難易度があがった」という感覚を抱いていたことだ。
  • これまでは「目先のことに集中している時期だから、視野が変わる話をしよう」「コロナの感染拡大で不安な人が多いだろうから、安心できるような言葉で」と、受け取られ方をシミュレーションした上で話をすることができていたのだが、経営統合してからは社内に多様な反応が生まれるようになり、社内に生まれる波紋のかたちが読めなくなったのだ。
  • 実は経営統合初期においては、用いる言葉に対してメンバーが繊細になりやすい、という先行研究があるのだという。実際、「以前DONGURIで使っていた言葉を、元DONGURIメンバーに使っても、以前のような反応ではないと感じた」とミナベも言う。
  • これから経営統合を経験する企業があるとしたら、組織が変わっていくことの不安と言葉の定義の変化は結びついているのだ、と知っておくだけで少しできることが変わってくるだろう。
  • 経営統合をした直後の時期は、ビジョンやこれからのことなど「何が変わるか」について、特に対話の焦点が当たりがちだ。しかし、そんなときだからこそ、オープンな場で、みんなで「これは変わらないよね」ということを確認し合うことが、組織の安心な土台形成につながるのである。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学大学院 情報学環 客員研究員。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttps://lit.link/YukiAnzai

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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