CULTIBASEが注目する最新研究テーマ2023

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約96分

組織をつくる

#ナレッジマネジメント
#組織学習
#組織デザイン
#組織文化
#新規事業マネジメント論
東南 裕美
東南 裕美
安斎 勇樹
安斎 勇樹

4/1(土)に開催した「CULTIBASEが注目する最新研究テーマ2023」のアーカイブ動画です。本イベントでは、「CULTIBASEが注目する最新研究テーマ」をご紹介しました。
・2023年、CULTIBASEが注目する5つの研究テーマ
・特に安斎が注目する「問いの次」の研究テーマとは?
・安斎がいま執筆している新刊のタイトルとは?
について代表取締役Co-CEOの安斎とリサーチャーの東南が語りました。

チャットログはこちら

「CULTIBASEが注目する最新研究テーマ2023」のチャプター

04:42 チェックイン:今後のCULTIBASEに期待するコンテンツ
09:49 本日お話すること
11:32 新しい学習観に基づく組織論としてのCCM
16:49 リクルートの「心理学的経営」からの触発
21:06 CCMと安斎の研究のあり方の再解釈
49:14 安斎が現在執筆中の「3冊の新刊」とは!?
01:07:01 CULTIBASEが注目する5つの研究テーマ
01:13:08 ナレッジマネジメント論と組織学習論というテーマについて
01:19:41 組織デザイン論と組織文化開発論というテーマについて

「CULTIBASEが注目する最新研究テーマ2023」のポイント

  • CULTIBASEでは、​​”組織が創造性を発揮している状態”を表すモデル図として”Creative Cultivation Model(CCM)”をかねてより提唱してきた。CCMは、個人〜集団〜組織・社会の各層の創造性が循環している状態を示している。
  • 創造性の前提には「外的に要求される価値」と「内的に湧き上がる動機」の感情パラドックスがあるが、A or Bではなく両立を目指すことで創造性を保つことや、経営戦略・事業開発、組織制度開発、組織文化開発、人材開発をつなげていくこと、の重要性がこれまで語られてきた。
  • 安斎は、CCMのモデルは引き続き使い続けるものの意味付けが変化したと語る。昨年開催されたイベント「リクルートの「心理学的経営」に学ぶ:個の衝動を活かす組織マネジメントの真髄」に触れ、リクルートは創業者の二人が心理学の知見を経営に生かし、経営実践と研究を組み合わせ架橋させた結果、数十年経った現在も理論と思想をつないだ「経営モデル」として生かされてることに衝撃を受けたと語る。このイベントを契機に、CCMはいわば学習論的経営として育てることに立ち戻ろうと思わされたと語る。
  • 安斎は自身が「経営学者」に自己拡張しなければいけないととらわれていたと振り返り、専門と信念の核にある「学習論」をベースに学習論的経営としてのCCMの理論的基盤として明確に可視化したいと語る。改めて人間の学習能力を源泉に、組織の創造性を発揮するための経営モデルとして昇華させる意気込みを語った。
  • 続いて、安斎は現在執筆中の新刊について触れた。レジリエンスに加えて組織文化に関する研究領域として、チームと組織の創造性をテーマにしたルールのデザイン、チームのポテンシャルを引き出すフィードバックに関する本を執筆すると語った。
  • 続いて、2023年CULTIBASEが注目する研究テーマとして「新規事業マネジメント論」「ナレッジマネジメント論」「組織学習論」「組織デザイン論」「組織文化開発論」の5つを挙げた。
  • 多角化経営を実現する中で組織の創造性を発揮させていくために引き続きCCMを発展させていくが、安斎個人の興味として「組織文化」があると語り、学習環境デザイン論の一つの重要な変数としても提言しうるのではないかと語った。

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出演者

東南 裕美
東南 裕美

リサーチャー / ファシリテーター

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
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