なぜ組織に“分断”が生まれるのか?

2023.07.21/52

近年、社会的な状況の変化や、SNSなどの普及によって、「分断」という言葉を目にする機会も増えています。そして、こうした「分断」が起こるのは私たちが所属する組織も例外ではありません。実際問題、

・世代による価値観の違いからうまく部下とコミュニケーションが取れない
・生え抜き社員と中途社員とでワークスタイルが異なることから関係性が悪化している
・異なる部署間でプロジェクトの優先順位が異なるため、うまく協働できない

など、さまざまな差異を発端として起こる対立・分断に、多くの経営者やマネージャーが頭を悩ませています。

他方で、こうした分断の発生は多様性と密接な関係にあるとされています。今回は書籍『フォールトライン: 組織の分断回避へのアプローチ』(白桃書房)の内容を手がかりに、組織内で分断線(フォールトライン)が引かれてしまうメカニズムや、分断との向き合い方について、組織開発の専門家の目線から解説します。

・なぜ多様性が高まると、分断が起きるのか?
・そもそも分断とは何か?
・分断に対してどう対処すべきか?

これらのテーマに関心のある方にオススメのイベントです。ぜひお気軽にご視聴ください。

==

番組「古今東南アノテート」では、東南裕美(株式会社MIMIGURIリサーチャー)が「組織論に関する、今注目すべき文献」をアノテート(注釈づけ)していきます。過去に配信した番組のアーカイブは、CULTIBASE Lab会員限定で公開中です。ぜひ合わせてご覧ください。

▼組織変革のレバレッジ:変革の見取り図としての「整合性モデル」

 

パーソナリティ

東南 裕美(株式会社MIMIGURI リサーチャー)

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。MIMIGURIでは、研究機関部門の一員として、組織開発に関する基礎研究とコンテンツ開発を行う。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

 

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

もっと見る