CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの55回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「人が突如として「覚醒」するとき、何が起きているのか?」をテーマにディスカッションしました。
- 通常、人は階段を登るように学習/成長していくもの。一方で、誰かがふとしたことがきっかけでまるで「覚醒」したかのように色々なことができるようになる、という光景を目にしたことはないだろうか?。このような「覚醒」とは一体どういうことで、どうすれば引き起こせるのだろうか?
- 「覚醒が起きるとは、リフレームが起きるということ」とミナベは言う。“覚醒”した人がよく発する言葉に「わかってたつもりになっていた」というものがあるが、これは、知っていただけの知識が使えるようになること、使いどころが分かることを表していると考えられる。スキルのレベルではなく、使い方や使うタイミングが重要なのだ。
- また、スキルだけではなくマインドセットが大きく変化するパターンもある。企業における仕事では、関わる人数によってやり方が大きく変わる。そのとき受けるストレスも変わるのだが、それに対して「こうすればストレスを緩和できるのか」と気づくことが「覚醒」にあたる。
- 「覚醒」する人は、メタ学習をしており、その結果として「次同じようなことがあっても、なんとかできる」というスキルと自信が生まれるのだろう。
- 次回は、そういう「覚醒」の一歩手前にいる人に対して、周囲の人たちがどう背中を押してあげられるか、ということを考えたい。