人が突如として「覚醒」するとき、何が起きているのか?|CULTIBASE Radio|Management #55
人が突如として「覚醒」するとき、何が起きているのか?|CULTIBASE Radio|Management #55
/約17分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの55回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「人が突如として「覚醒」するとき、何が起きているのか?」をテーマにディスカッションしました。

  • 通常、人は階段を登るように学習/成長していくもの。一方で、誰かがふとしたことがきっかけでまるで「覚醒」したかのように色々なことができるようになる、という光景を目にしたことはないだろうか?。このような「覚醒」とは一体どういうことで、どうすれば引き起こせるのだろうか?
  • 「覚醒が起きるとは、リフレームが起きるということ」とミナベは言う。“覚醒”した人がよく発する言葉に「わかってたつもりになっていた」というものがあるが、これは、知っていただけの知識が使えるようになること、使いどころが分かることを表していると考えられる。スキルのレベルではなく、使い方や使うタイミングが重要なのだ。
  • また、スキルだけではなくマインドセットが大きく変化するパターンもある。企業における仕事では、関わる人数によってやり方が大きく変わる。そのとき受けるストレスも変わるのだが、それに対して「こうすればストレスを緩和できるのか」と気づくことが「覚醒」にあたる。
  • 「覚醒」する人は、メタ学習をしており、その結果として「次同じようなことがあっても、なんとかできる」というスキルと自信が生まれるのだろう。
  • 次回は、そういう「覚醒」の一歩手前にいる人に対して、周囲の人たちがどう背中を押してあげられるか、ということを考えたい。

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ
安斎 勇樹
安斎 勇樹