転換しつづける経営観

現代の経営やビジネスにおいて、軍事用語に起源をもつ単語や比喩表現に用いられることは一般化しています。しかし、経営学も最初から「軍事的」だったわけではありません。では、軍事的な考え方や表現は、いつ、どのような背景からもたらされたのでしょうか。それ以前にはどのような捉え方があり、これからはどのようになっていくのでしょうか。 「軍事的」なルーツを含め、様々な時代の経営をめぐる言説(理論や概念など)において、経営がどのように捉えられてきたのか──「経営観」の変遷を近畿大学経営学部教授・山縣正幸さんとたどります。