CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。株式会社MIMIGURIの共同代表、安斎勇樹とミナベトモミが、パーソナリティを務めます。今回のテーマは「組織の見えない資産」です。
「組織づくりにおいて生成AIでショートカットできないもの」の概要
今回のテーマは「探究ポリシー」の最後の項目、「見えない資産の循環をデザインし続ける」です。「見えない資産」とは、企業活動の中で数値化や即時の成果には現れにくい、無形の価値を指しています。例えば、長年にわたる信頼関係や、ブランドへの愛着、社員や関係者の成長過程、リスナーとの継続的な関係性などが挙げられます。こうした資産は直接的な収益にはつながらないものの、組織や事業の根底を支える重要な要素です。MIMIGURIでは、このような無形資産を意識的に育て、循環させていくことを経営方針として重視していると語られます。このような視点は、短期的な効率性や成果主義では測れない組織の豊かさを象徴しており、だからこそポリシーとして明文化しているのだと言います。
「無形資産の循環をデザインする」とは、これらの目に見えない価値を育み、それらが組織内外でめぐる仕組みを構築するということ。信頼や関係性、学び、共感といった資産が、次の活動や新たなつながりへとつながるよう、意図的に仕組みをつくることの重要性が語られました。終盤では、「こうした無形資産を重視する姿勢こそが、MIMIGURIらしさであり、他にはない価値でもある」とまとめられ、長期的な視点に立った組織づくりの姿勢が語られました。
探究ポリシーの過去回はこちら
▼ 「自分に好奇心を持ち新たな可能性を問う」

自分の可能性を狭めているのは自分。“未来の自己紹介“を妄想する|CULTIBASE Radio #33
▼ 「衝動とこだわりを大切に作家性を育む」

"衝動を活かして働く"とはどういうことか?|CULTIBASE Radio #34
▼ 「とらわれを疑い、自分を拡張し続ける」

無闇にくよくよしない、健全なアンラーニングの作法|CULTIBASE Radio #36
▼ 「葛藤は内省のチャンス 洞察を仲間に開く」

クリエイターに必要な"健全なモヤモヤ"とは?|CULTIBASE Radio #37
▼ 「全員ファシリテーター!場をつくるのは私」

会議を「全員でファシリテーションする」とはどういうことか?|CULTIBASE Radio #41
▼ 「配慮に溢れた、対話的なコミュニティをつくる」

対話の前提となる「配慮」はなぜ難しいのか|CULTIBASE Radio #39
▼ 「ギバー精神で、役割や境界を超える」

組織を歪ませる、役割外の「こぼれ球拾い」の罠|CULTIBASE Radio #43
▼ 「互いを推し合い、ポテンシャルを触発する」

組織開発の新KPI:職場にどれだけ「推し」を増やせるか?|CULTIBASE Radio #46
▼ 「矛盾に向き合い、その手があったか!を探る」

いかなる時も「その手があったか!」を探るべし|CULTIBASE Radio #49
▼ 「コンテンツはエンタメ。遊び心を忘れない」

あらゆる仕事はエンタメ。遊び心を忘れない|CULTIBASE Radio #52
▼ 「あらゆる仕事はものづくり。作品として送り出す」

あらゆる仕事はものづくり。作品として送り出す|CULTIBASE Radio #58
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