愛のある対象からイノベーションの種を探る|CULTIBASE Radio|Management #10
愛のある対象からイノベーションの種を探る|CULTIBASE Radio|Management #10
/約23分
Apple PodcastsSpotifyYouTube

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの10回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「愛のある対象からイノベーションの種を探る」をテーマにディスカッションしました。

  • 経営者としては「次に新しくやってみたい事業」のことは常に考えているもの。新しい事業をおこすには様々な手法があるが、その1つに「意味のイノベーション」というものがある。
  • 「意味のイノベーション」提唱者であるロベルト・ベルガンディ先生は作り手が何を届けたいのかという「LOVE」を考える、インサイドアウトの視点の重要性を強調している。
  • ミナベの3つの「LOVE」は、「ボドゲ」「経営者」「デザイナー」「子ども」。ボドゲについては、オペレーション化できるものは全てボドゲにできるのではないか、という可能性を感じているという点で、その他3つについては、これまでとは違うやり方で彼らに貢献できたら、という思いがあるという点で「LOVE」を感じている。
  • 安斎にとっての「LOVE」は、「研究者」がその対象。
  • 現状、研究者には、研究自体ではなく大学で教えるという行為に給料をもらっている方も多い。そのため、少なくとも安斎の周りには業務の外側で研究している研究者の方が多く、むしろ、生産性高い人ほど週7などで研究しているのではないかと感じられているほど。
  • 「研究」という行為が専門性の中心にある職能において、それ自体が経済的還元を生まないのはもったいないのではないか、という思いが安斎の中にある。このCULTIBASEというプラットフォームでも、「研究する」ことが、研究者を含めた経済的循環を生むような仕組みにしていきたい。
  • また、現在領域によっては、研究と実践の間には2〜3年どころでは済まないほどのリードタイムがある。それをもっと縮められて、研究と実践の往復がやりやすくなるようなプラットフォームも実現できれば素敵である。
  • CULTIBASEというプラットフォームの魅力に共感してくださる研究者の皆様がいらっしゃいましたら、是非ともCULTIBASE専属研究員、募集中です。

▼【ご紹介】本メディアCULTIBASEについて、より詳細に知りたい方はこちらのページから。
CULTIBASE(カルティベース)について

出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/