1on1はスタバでやるべし!? 対話の柔術論の考察|CULTIBASE Radio|Management #91
1on1はスタバでやるべし!? 対話の柔術論の考察|CULTIBASE Radio|Management #91
/約16分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの91回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「1on1はスタバでやるべし!? 対話の柔術論の考察」をテーマにディスカッションしました。

  • 1on1は通常、会議室やzoomを使ってクイックに行われることが多い。しかし、相手が深刻そうな悩みを抱えていそうな時などは、”スタバ”に行くなど、じっくり腰を据えて対話に臨める場所に移動することも大切である。
  • 本来1on1は、相手と良い関係性を築き、今度一緒にどんなことをやっていきたいのかを擦り合わせるための場である。”スタバに誘う”という行為は、それだけで「あなたと良い関係性を築きたい」というメッセージになる。さらに、物理的に、いつもと異なる空間でリラックスしながら対話に臨めるため、話も弾みやすい。
  • 反面、だからといって毎回スタバに行けばよいというわけではない。スタバという非日常が常習化してしまうと、効力を失ってしまう。あくまで必要な場面でのみ場の力を活用することが大切である。
  • 重要なのは、寄り添う姿勢と自律を促す姿勢のバランスをとること。いきなり足場を外すのではなく、少しずつ自律できるように、マイルストーンを設定していく。そのように成功体験の手助けを行いながら、非日常的なサポートを減らしていけるとよいだろう。
  • バランスをとるには、まず相手の状態をよく観察してみる必要がある。相手の状態に合わせて、適切なアプローチのもと健全な関係性を築いていく。そのように一人ひとりの発達に資するかどうかを考えながら、柔軟に対応することが大切である。

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イベント開催のお知らせ

2022年4月23日(土)10:00-11:30に、Management Radioラジオのライブイベントを開催します。当日は安斎とミナベが、組織の創造性を最大限に発揮するためにマネジメントに求められているパラダイムシフトや、具体的なアプローチの方向性について議論します。

安斎・ミナベが構想中の出版企画についても、こっそりお伝えするかもしれません。また、当日テーマとする質問も募集中です!詳細は下記イベントページをご覧ください。

CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える

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出演者

ミナベ トモミ
ミナベ トモミ

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。
https://x.com/tomomiminabe
https://note.com/tomomina/

安斎 勇樹
安斎 勇樹

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

https://x.com/YukiAnzai
https://note.com/yuki_anzai
https://voicy.jp/channel/4331
http://yukianzai.com/