対話とは、我慢である。共感のバッドパターンとは|CULTIBASE Radio|Management #90

対話とは、我慢である。共感のバッドパターンとは|CULTIBASE Radio|Management #90

2022.04.18/12

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの90回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「対話とは、我慢である。共感のバッドパターンとは」をテーマにディスカッションしました。

  • 対話とは、葛藤やモヤモヤする感情を、我慢することである。自分の考え方と合わない意見に出会った時に、自身を正当化する意見を伝えることがある。しかし、その行動を我慢して、なぜ自分と異なる意見になっているかを知ろうとすることが重要である。
  • 自分の価値観やアイデンティティが揺らぐ可能性があるからこそ、自分と異なる意見を知ることには恐怖を感じる。だからこそ、意見の異なる相手と対話をすることは難しい。しかし、一旦ネガティブな感情を我慢して対話に臨んでみることで、その先にわかりあえることがある。このような「ネガティブケイパビリティ」と呼ばれる、“わからなさに耐える力”が必要である。
  • 対話のバッドパターンとして陥りがちな状況は、一部だけ理解でき納得できる意見があった際に、一部の意見のみに反応し共感することにある。これでは、表面的な共感で終わってしまう。
  • 大切なことは、理解ができないその他の意見に対して、共感できるところがあるのではないかと、対話し続けることにある。お互いよくわからないことに対し感情的になるのではなく、わからないことを超えるにはどうすればいいかと考える必要がある。
  • 最初は非常に大変であるが、ネガティブケイパビリティをもって対話を続けることで、ラフに対話できるようになる。そうしてようやく、お互いの真の理解が深まるのだ。

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また、2022年4月23日(土)10:00-11:30に、Management Radioラジオのライブイベントを開催します。当日は安斎とミナベが、組織の創造性を最大限に発揮するためにマネジメントに求められているパラダイムシフトや、具体的なアプローチの方向性について議論します。

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