組織の”らしさ”を取り戻す。アドベンチャー業界の先駆者が挑む部門間連携の新機軸

組織の”らしさ”を取り戻す。アドベンチャー業界の先駆者が挑む部門間連携の新機軸

12月19日 火

12:00

「不確実性の時代」の中でも大きな成果を出し、価値を社会に届け続けられる企業は、どのような組織づくりを実践しているのでしょうか。

「組織づくりCASEFILE」は、大きな変化の波に直面した企業とCULTIBASEの運営元である株式会社MIMIGURIが実際に取り組んだ組織変革プロジェクトをテーマに、現代に求められる組織づくりの知見をお届けする番組です。

今回のゲストは、株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン(通称・PAJ)の皆さまです。「器の大きな人間社会の実現」をミッションに掲げるPAJは、従来の教育事業、施工事業に加え、2017年には日本最大級のアドベンチャーパーク「PANZA」の運営を開始。現在も全国各地に拠点を増やし続けています。

一見順調な事業展開を見せる同社ですが、代表の小澤さんは、多角化の副作用として「組織全体の一体感が薄まってしまった」と語ります。実際、各事業部が力をつけることは喜ばしいことではあるものの、副作用として、企業全体の調和や連携が難しくなり、組織全体の統一感や効率性が損なわれてしまうリスクがあります。

PANZAという強力な事業を確立したからこそ直面した業部間の関係性の希薄化。その難題をPAJはいかにして乗り越えようとしているのでしょうか。株式会社MIMIGURI・塙達晴らをパートナーとして行われた組織変革プロジェクトを題材に、事業と組織の関係性を編み直すアプローチについて探究します。

■新番組「組織づくりCASE FILE」とは?
「組織づくりCASE FILE」では、組織変革プロジェクトのキーパーソンを毎回ゲストにお迎えし、プロジェクトパートナーを務めたMIMIGURIのメンバーとともに、そのプロセスやターニングポイントを語り合います。また、MIMIGURIが提唱する新時代の組織づくりの羅針盤「Creative Clutivation Model(CCM)」を用いて、新時代の荒波を乗りこなす組織のあり方を探究します。

◎前回の配信はこちら

出演者

ゲスト(敬称略)
小澤新也
株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン 代表取締役

学生時代に出会った野外活動(キャンプ)が忘れられず、そのまま野外教育の世界にのめり込む。しかし、人との関わり、自分らしさとはで悩み野外教育の世界から離れ自分と向き合うための時間を過ごす。その間に精神科デイケアでスポーツ指導という形で関わる中で、自分らしさ、人との関わりに関して気づくきっかけを見つける。その後、カヤックインストラクター、民間学童保育の立ち上げ等を経て、2005年プロジェクトアドベンチャージャパンに入社する。アドベンチャー施設の施工部門として、現場作業、営業を行いながら全国にアドベンチャー施設を導入する。2021年より取締役として経営の場を学び、2022年5月より代表取締役に就任。

伊藤歩美
株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン アドベンチャーエデュケーション・経営企画チーム 所属

大学卒業後、新卒で働き始めるも子どもを授かり3ヶ月で退社。子どもが1歳で保育園に入園するのをきっかけに仕事復帰。金融系事務職を経て、株式会社エブリーに入社し、ファミリー向け動画のメディアでの制作管理や広告案件の制作ディレクションを担当。その後、2019年に株式会社プロジェクトアドベンチャージャパンに入社し、プログラムコーディネーターとして、企業研修や学校の体験学習プログラムの営業から企画提案を担う。2022年から、経営方針の検討や戦略を検討する経営企画チーム(旧:執行部会)を兼務。

高野哲郎
株式会社プロジェクトアドベンチャージャパン アドベンチャーエンターテイメント統括、経営企画チーム所属

大学卒業後は小売業に従事したが、もともと持っていた「教育に携わりたい」という想いを叶えるために退社。野外活動や体験教育プログラムのフリーランスとして活動を開始する。アドベンチャープログラムのファシリテーター、プレーパークのプレーリーダー、キャンプカウンセラー、児童館での非常勤スタッフ、自立支援プロジェクトのスタッフなど、多様な体験の場に関わり、2010年より現職。PAJでは学校や企業に向けたプログラム、ファシリテーターの育成や学びなど、多様なプログラムの企画とファシリテーターを務めてきた。アドベンチャーエデュケーションのチームリーダーを経て、現在はアドベンチャーエンターテイメント統括、経営企画チームを兼務。

番組MC

原 申
株式会社MIMIGURI 執行役員COO

2005年マクロミル入社。 営業から営業企画、営業部長、人事責任者、PMI、管理本部長、新規事業開発室長など複数の部門を統括。 2014年よりグループ執行役員、ニューロマーケティングのCentan代表取締役副社長に就任。 2019年9月に退任し、製造業の受発注プラットフォームを展開するスタートアップCADDiにジョイン。ビジネスオペレーションリード、営業企画の立ち上げ等を経て、2021年よりHead of HR。その後2年弱で約80名の組織を650名規模まで拡大させ事業のブリッツスケーリングを実現。2023年4月より現職。

聞き手(プロジェクト伴走者)

塙達晴(株式会社MIMIGURI コンサルタント)

青山学院大学経済学部卒業。 新卒にて、大手自動車メーカーグループの金融会社に入社。自動車ディーラーの収益向上や財務体質の改善に向けた金融コンサルティング業務に従事。 その後、株式会社GLOBISに入社。人材育成のコンサルティング業務や他流試合型育成サービスのPJに参画した後、マネージャーとしてチームマネジメントや講師業を経験。 現在は株式会社MIMIGURIにて、経営 / 組織コンサルティング業務に従事しつつ、事業リードとしてUnit経営モデルに取り組んでいる。

パッケージ

テーマごとにコンテンツを厳選してまとめました。

もっと見る