本社と事業部が”理想の関係”を築くには?:複数事業を伸ばす本社組織の関わり方

2023.04.26/119

企業が多角化経営を推進する大きな理由のひとつが、「シナジーの獲得」です。優れた親会社は、複数の事業を運営するなかで、各事業を単独で行うよりも多くの利益を獲得しています。

しかしながら、ただ闇雲に事業を増やせばいいというわけでは当然ありません。多角化企業としてより成長していくためには、自社の強みを正確に把握し、それに基づいた事業戦略を構築すること。そして、親会社と事業部がよりよく協働・連携していくための関係性を構築することが求められます。

こうした親会社と事業部の関係性を捉える上でヒントとなるのが、「ペアレンティング」と呼ばれる概念です。ペアレンティングは「親会社による事業部への関わり方」を意味する用語であり、このペアレンティングの観点から組織と事業部の関係性を捉えることで、各事業の業績向上の可能性を特定し、事業部にいい影響を与えていくために何ができるのか、考える切り口を得ることができます。

本イベントでは、「本社と事業部が”理想の関係”を築くには?」をテーマに掲げ、ペアレンティングを専門に研究されている上野恭裕先生(関西大学社会学部教授)による解説とインタビュー動画をお届けします。また、当日のモデレーターは事業多角化を主眼とした事業推進やコンサルティングを多数経験してきた、原 申(株式会社MIMIGURI 執行役員 COO)と濱脇 賢一(株式会社MIMIGURI コンサルティング)が務め、自身の実務経験を踏まえた見地から、上野先生の理論を読み解きます。

本社と事業部をはじめとした、組織の”縦”の関係性構築に悩む方にオススメのイベントです。ぜひご参加ください。

ゲスト(収録出演)

上野 恭裕さん(関西大学社会学部教授)

関西大学社会学部教授。大阪府立大学名誉教授。博士(経営学)。神戸大学経営学部卒。神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程中退。大阪府立大学経済学部助手、同専任講師、同助教授、英国Cranfield大学客員研究員、大阪府立大学経済学部教授を経て、関西大学社会学部教授。主な著書に『戦略本社のマネジメント──多角化戦略と組織構造の再検討(白桃書房)』などがある。

当日モデレーター

原 申(株式会社MIMIGURI 執行役員COO)

2005年マクロミル入社。 営業から営業企画、営業部長、人事責任者、PMI、管理本部長、新規事業開発室長など複数の部門を統括。 2014年よりグループ執行役員、ニューロマーケティングのCentan代表取締役副社長に就任。 2019年9月に退任し、製造業の受発注プラットフォームを展開するスタートアップCADDiにジョイン。ビジネスオペレーションリード、営業企画の立ち上げ等を経て、2021年よりHead of HR。その後2年弱で約80名の組織を650名規模まで拡大させ事業のブリッツスケーリングを実現。2023年4月より現職。

濱脇 賢一(株式会社MIMIGURI コンサルタント)

筑波大学理工学数学類卒。大学在学中よりコンサルタントとして独立し、創業支援や事業計画の立案、広告戦略立案や地域ブランディングに従事する。また、長期でのBPRによる業務改善、中期での経営企画部・営業部へのハンズオンコンサルティングも経験。2018年より前身であるDONGURIに入社。現在、MIMIGURIにおけるコンサルティング事業の事業長を務め、経営コンサルティングや組織デザイン・ブランド戦略の策定などのプロジェクトオーナーも努め、幅広く企業・組織・事業の成長に伴走する。

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